[本日の想定レンジ]
18日のNY市場は下落。トランプ大統領の発言を巡る問題で、米政権運営への先行き不透明感からアジア・欧州株が概ね全面安となり、米国株も売りが先行。当初から極右思想で批判を集めていたバノン主席戦略官の更迭が発表され、トランプ政権への懸念がやや後退すると、下げ幅を縮小したが、相場を押し上げるには至らなかった。ダウ平均は76.22ドル安の21674.51、ナスダックは5.39ポイント安の6216.53。シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円高の19445円だった。
トランプ政権への懸念がやや後退したことや、円相場が1ドル109円40銭辺りと、先週末の水準から円安に振れて推移していることもあり、自律反発狙いの動きが意識されよう。とはいえ、シグナル好転とはいかず、ボリンジャーバンドの-2σ辺りでの攻防になりそうだ。バンドが拡大傾向にあるため、これに沿った調整には注視する必要。
一目均衡表では雲を下放れており、シグナルは悪化傾向にある。週間形状では26週線レベルでの攻防から同線を下回ってしまっている。まだ、許容範囲内ではあるため、1
9500円処での底固めからのリバウンドを見極めたいところ。19400-19600円のレンジを想定する。

[予想レンジ]

上限 19600円−下限 19400円



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ボリンジャーバンドの-2σ辺りでの攻防