[本日の想定レンジ]
 15日のNY市場は下落。欧州株の下落を受けて売りが先行。また一部でインフレ低下のリスクが指摘される中、昨日連銀が利上げを実施し、年内の利上げ見通しやインフレ目標を据え置いたことも警戒された。ダウ平均は14.66ドル安の21359.90、ナスダックは29.39ポイント安の6165.50。シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円高の19870円。
 足元で4日続落となっていることもあり、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行の展開になりそうだ。ただし、週末要因もあって、25日線を挟んでのこう着といった流れになろう。
 昨日は続落で始まった後、いったん切り返しをみせたが、5日線辺りが抵抗として意識されるなか、2万円には届かず。一方で、急速に値を消す中で一時19800円を割り込む場面もみられたが加速せず、結果的には25日線を挟んでの推移の中で、十字足を形成している。出来高もやや増加傾向にある中での十字足形成であり、明確なボトム形成は見極めが必要とはいえ、下は売り込みづらくなった。19800-19950円のレンジを想定。

[予想レンジ]

上限 19950円−下限 19800円



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情報提供元: FISCO
記事名:「 明確なボトム見極めも下は売り込みづらく