[本日の想定レンジ]
 30日のNY市場は下落。原油安のほか、北朝鮮の地政学リスク、トランプ政権運営への先行き不透明感から軟調な展開となった。ダウ平均は50.81ドル安の21029.47、ナスダックは7.00ポイント安の6203.19。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の19625円。
 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売りが先行しよう。ただし、北朝鮮の新たなミサイル発射実験は織り込まれているほか、トランプ政権の政治混乱リスクへの警戒についても予想されていたことから、改めて売り直される流れにはならないと考えられる。
 基本は25日線での攻防になろう。ただ、昨日は25日線が支持線として機能する格好で下げ渋りをみせており、小幅なレンジではあるが、下ひげを残す格好となった。これにより、ボリンジャーバンドの中心値(25日)まで下げたことで、いったんは反転が意識されてくる。
 一方でバンドが収れんしており、中心値での反転がみられないと、-1σにレンジに入り、調整基調が強まる可能性がある。また、1月以降の上値抵抗レベルでの攻防が続いているため、そろそろ反転をみせられないと、再び戻り待ちの売り圧力が警戒されてくるだろう。強弱感が対立しやすいものの、一先ず25日線までの調整をみせたことから売り一巡後の自律反発に期待も。19550-19750円のレンジを想定。

[予想レンジ]

上限 19750円−下限 19550円



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情報提供元: FISCO
記事名:「 25日線レベルでの攻防