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終盤にかけても国内消費者物価指数(CPI)の発表を12日に控え、利益確定売りが強まり、下げ幅を拡大し終了。
米国株市場が下落したものの、為替が1ドル152円水準と前日比では円安ドル高が推移したことなどから、東京市場はまちまちで取引を開始した。前日終値水準でもみ合っていた日経平均はやや下に振れたが、39100円台で下げ渋った後は金融株がしっかりだったことなどから、小幅ながら切り返した。今晩の米CPI発表を控え、様子見ムードは強くプライム市場の売買代金は4.0兆円台を割り込んだ。
大引けの日経平均は前日比4.65円高(+0.01%)の39372.23円となった。東証プライム市場の売買高は17億703万株。売買代金は3兆8412億円。業種別では、銀行、保険、繊維、精密機器、その他金融などが上昇した一方、電気・ガス、鉱業、ガラス・土石、医薬品、ゴム製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は50.0%、対して値下がり銘柄は45.6%となっている。
日経平均採用銘柄では、ソニーグループ<6758>が3日続伸で取引時間中の上場来高値を更新。川崎重工<7012>、IHI<7013>、三菱重工<7011>、日本製鋼所<5631>など防衛関連が買われたほか、日本生命による大型買収報道や証券会社のポジティブなレポートが材料視されてT&Dホールディングス<8795>が上昇。このほか、コニカミノルタ
<4902>、良品計画<7453>、キッコーマン<2801>、明治ホールディングス<2269>、三菱UFJFG<8306>などが買われた。
一方、ディスコ<6146>、SUMCO<3436>、レーザーテック<6920>など半導体関連が総じて下落したほか、前日上昇した住友ファーマ<4506>が反落。このほか、TOTO<5332>、カナデビア<7004>、住友化学<4005>、第一三共<4568>、信越化学<4063>、オムロン<6645>、ソフトバンクグループ<9984>などが下落した。
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