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ダウは終日堅調に推移したが、ナスダックは終盤にかけ失速し下落に転じ、終了した。
米国株は高安まちまちだったが、前日の大幅安の反動などが先行して、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39000円台を回復する場面も見られたが、引き続き方向感には乏しく、買い一巡後は前日終値水準でのもみあいとなった。ドルインデックスは23年11月1日以来の106.5水準まで上昇するなどドル独歩高の展開となり、為替は1ドル156円台まで円安ドル高が加速したが、株高の原動力とはならなかった。
大引けの日経平均は前日比185.96円安(-0.48%)の38535.70円となった。東証プライム市場の売買高は21億4202万株。売買代金は4兆6150円。業種別では、電気・ガス、石油・石炭、金属、海運、保険などが下落した一方、非鉄金属、倉庫・運輸関連、卸売、銀行、証券・商品先物取引などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は32.1%、対して値下がり銘柄は65.3%となっている。
日経平均採用銘柄では、大型公募増資を発表した関西電力<9503>が急落したほか、創業者などによる非上場化の提案を受けたと発表している7&iHD<3382>は反落。24年7-9月期決算が携帯事業参入後初の営業黒字となった楽天グループ<4755>
は買い一巡後にマイナス圏で推移。三越伊勢丹<3099>は、24年4-9月期業績は好調だったが、通期業績見通しを据え置いたことなどから材料出尽くし感が意識されて売られた。このほか、TOPPANホールディングス<7911>、住友ファーマ<4506>、レーザーテック<6920>、SUMCO<3436>などがさえない。
一方、投資ファンドのオアシスが5%強保有したことが分かったことでメルカリ<4385>が上昇。証券会社によるポジティブなレポートを材料に三菱重工<7011>や三井住友トラストG<8309>が買われた。住友電工<5802>、古河電工<5801>など電線株の物色も続いた。このほか、クボタ<6326>、サッポロHD<2501>、富士通<6702>、パナソニックHD<6752>、コムシスHD<1721>、清水建設<1803>、ファナック<6954>などが買われた。
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