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その後、8月消費者信頼感指数が予想外に改善したため相場も回復した。AIに必要な半導体製造メーカーのエヌビディアの決算発表を28日に控え期待感にハイテクが上昇に転じ、相場を支援。終盤にかけてダウもかろうじてプラス圏を回復し終了した。ダウは連日で過去最高値を更新。
米国株は小幅上昇したものの、為替が前日比で円高ドル安に振れたことから、東京市場はやや売り優勢で取引を開始した。小幅安でスタートした日経平均は、目立った売買は観測されず、前日終値水準での小動きに終始。日経平均、TOPIXはともに切り返したが、エヌビディア決算発表を前に積極的な売買は手控えられた。
大引けの日経平均は前日比83.14円高(+0.22%)の38371.76円となった。東証プライム市場の売買高は13億7271万株。売買代金は3兆2680億円。業種別では、輸送用機器、電気機器、保険業、医薬品、精密機器などが上昇した一方、パルプ・紙、石油・石炭製品、鉱業、金属製品、水産・農林業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は36.4%、対して値下がり銘柄は60.0%となっている。
日経平均採用銘柄では、追加の自社株買い実施への期待感からトヨタ自<7203>が大幅高となったほか、ジェイテクト<6473>が引き続き中期経営計画が材料視されて買われた。このほか、証券会社のポジティブなレポートを受けて楽天グループ<4755>
が年初来高値更新で1000円台を回復。アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>、フジクラ<5803>、第一三共<4568>、DIC<4631>、ソニーグループ<6758>なども買われた。
一方、原油価格下落を受けて、出光興産<5019>、INPEX<1605>、ENEOSホールディングス<5020>など資源関連銘柄が下落したほか、SUMCO<3436>が国内証券会社のネガティブなレポートを受けて下落。このほか、住友化学<4005>、あおぞら銀行<8304>、太陽誘電<6976>、太平洋セメント<5233>、ソフトバンクグループ<9984>が売られた。
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