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(+0.26%)の5360.79で取引を終了した。早期利下げ期待の後退で売られ、寄り付き後、下落。同時に、ソフトランディング期待が下値を支えさらに、アップルのイベントでの新人工知能(AI)機能発表を期待したハイテクの買いが相場を押し上げ、上昇に転じた。今週予定されている5月の消費者物価指数(CPI)の発表や、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え様子見気配が強まったが、プラス圏は維持。ナスダックは過去最高値を更新し終了した。
米国株の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が前日比1%超上昇したことも影響して東エレク<8035>が上昇し、日経平均をけん引。日経平均は寄付き後、一時39336.66円まで上昇する場面も見られ、一日を通して75日移動平均線(39018円水準)を上回った。もっとも、日米中銀ウィークを迎えていることから積極的な売買は手控えられ、プライム市場の売買代金は3営業日連続4兆円割れとなった。
大引けの日経平均は前日比96.63円高(+0.25%)の39134.79円となった。東証プライム市場の売買高は13億7719万株、売買代金は3兆5422億円。業種別では、機械、精密機器、非鉄金属、パルプ・紙、石油・石炭製品などが上昇した一方、海運業、証券・商品先物取引業、空運業、倉庫・運輸関連業、陸運業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は33%、対して値下がり銘柄は61%となっている。
日経平均採用銘柄では、証券会社のポジティブなレポートを材料に、古河電工<5801>、住友電工<5802>、フジクラ<5803>と電線大手が上昇したほか、東エレク、アドバンテスト<6857>が買われた。このほか、中外製薬<4519>、太陽誘電<6976>、荏原製作所<6361>、三菱重工<7011>、清水建設<1803>が上昇した。
一方、米FDA諮問委員会で、米イーライリリーが開発したアルツハイマ―型認知症治療薬「ドナネマブ」を承認するように全会一致で勧告と伝わっており、競合薬の登場に警戒感が先行しエーザイ<4523>が売られた。このほか、大和証G<8601>、野村<8604>、しずおかFG<5831>など金融株もさえない。また、三菱電機<6503>、三井化学<
4183>、シャープ<6753>、村田製作所<6981>も売られた。
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