*15:30JST 日経平均は小幅反落、手掛かり材料難で売買代金は引き続き低迷 27日の英国市場及び米国市場は祝日のため休場。為替市場では、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続いたが、ドルはやや底堅い動きを保った。ドル・円は、156円71銭まで売られた後、156円91銭まで反発し、156円88銭で取引を終了した。

昨晩の米国市場休場を受けて、東京市場は小動きで取引を開始した。前日同様、手掛かり材料に乏しく積極的な売買は手控えられたことで、日経平均は朝方一時39000円手前まで上昇したが、買い一巡後は前日終値水準でのもみ合いとなった。商い閑散で目立った売りも観測されず。プライム市場の売買代金は連日で4兆円を割り込んだ。

大引けの日経平均は前日比44.65円安(-0.11%)の38855.37円となった。東証プライム市場の売買高は15億47万株、売買代金は3兆7244億円。業種別では、金属製品、その他製品、医薬品、食料品、水産・農林業などが下落した一方、電気・ガス業、非鉄金属、海運業、銀行業、鉱業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は38%、対して値下がり銘柄は57%となっている。

日経平均採用銘柄では、レーザーテック<6920>、スクリーンHD<7735>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体の一部が売られたほか、キッコーマン<2801>、シャープ<6753>、第一三共<4568>、富士通<6702>が売られた。

一方、銅価格が上昇したことなどが材料視されて古河電工<5801>、住友電工<5802>、フジクラ<5803>など電線関連の一角が買われた。また、東北電力<9506>が女川原発2号機の安全対策工事が完了と発表したことで刺激材料となり東京電力HD<9501>、関西電力<9503>、中部電力<9502>など電力株も上昇。このほか、ニコン<7731>、東レ<3402>、住友化学<4005>が買われた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は小幅反落、手掛かり材料難で売買代金は引き続き低迷