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国内長期金利の上昇も警戒感を誘い、午後は一段と売りが膨らみ、下値模索の展開となるなか、一時850円近く下落した。
大引けの日経平均は前日比768.89円安の32707.69円となった。東証プライム市場の売買高は18億3485万株、売買代金は4兆4846億円だった。セクターでは証券・商品先物、保険、電気・ガスが下落率上位に並んだ一方、鉱業、輸送用機器、非鉄金属のみが上昇した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の82%、対して値上がり銘柄は16%だった。
個別では、ゼンショーHD<7550>が既存店売上高の伸び鈍化が嫌気されたか大幅安。コニカミノルタ<4902>、日立造船<7004>は営業赤字決算を受けて大きく下落。
寿スピリッツ<2222>、JAL<9201>は好決算ながらも出尽くし感から売られた。雇用調整助成金の支給申請手続きの一部において不適切な点が確認されたと発表したアウトソーシング<2427>は急落。石油元売りや鉄鋼会社に対しても保険料を事前に調整していた疑いが報じられたことで、東京海上HD<8766>、SOMPO<8630>などの保険会社が軒並み大幅安。ほか、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などの半導体を筆頭に、安川電機<6506>、TDK<6762>、村田製<6981>のハイテク、SREHD<2980>、マネーフォワード<3994>、ANYCOLOR<5032>などのグロース株などが大きく下落した。
一方、前日に予想を上回る決算を発表したトヨタ自<7203>は大幅に続伸。決算を材料にIRジャパン<6035>、山崎製パン<2212>、ソフトクリエイト<3371>などが急伸し、JVCケンウッド<6632>はストップ高比例配分となった。メルカリ<4385>は業績上方修正も出尽くし感から一時下落したが、終値ではプラス圏を回復。KeePer技研<6036>は月次動向を材料に大幅高。主力株では富士電機<6504>、キーエンス<6861>などが上昇したほか、INPEX<1605>、石油資源開発<1662>、東邦チタニウム<5727>などの鉱業、非鉄金属などが堅調だった。
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