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米株高を引き継いで日経平均は164.57円高からスタート。為替の円高進行が限定的で、時間外取引のナスダック100先物が堅調に推移する中、一部値がさ株の大幅高も寄与し、日経平均は一時28500円を回復。一方、心理的な節目では戻り待ちの売りが上値を抑えたほか、今晩の米3月小売売上高や米銀決算を前にした様子見ムードもあり、その後は一進一退が続いた。本日は4月限オプション取引の特別清算指数(SQ)算出日で、確定値は28519.43円だった。
大引けの日経平均は前日比336.50円高の28493.47円となった。東証プライム市場の売買高は11億2794万株、売買代金は2兆9323億円だった。セクターでは卸売、小売、倉庫・運輸が上昇率上位となった一方、海運、輸送用機器、保険が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の67%、対して値下がり銘柄は28%だった。
個別では、伊藤忠<8001>、丸紅<8002>、三井物産<8031>の商社株が大幅に上昇し、INPEX<1605>、ENEOS<5020>、住友鉱山<5713>など資源関連の一角も高い。資生堂<4911>、コーセー<4922>、味の素<2802>、エーザイ<4523>などディフェンシブ系の一角も上昇。ルネサス<6723>、村田製<6981>のハイテクの一部も買われた。主力ではファーストリテ<9983>が好決算と業績上方修正を材料に急伸。決算を材料にSansan<4443>、ローソン<2651>、ブックオフGHD<9278>が急伸し、大黒天物産<2791>も減益決算ながらあく抜け感で大幅高。ほか、マネーフォワード<3994>、ラクスル<4384>、SHIFT<3697>などグロース(成長)株の上昇が目立った。
一方、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、スクリン<7735>の半導体、安川電機<6506>、TDK<6762>、三井ハイテック<6966>などハイテクの一角が軟調。為替の円高進行を受けてホンダ<7267>、マツダ<7261>、SUBARU<7270>の輸送用機器も下落。上半期上振れ着地も材料出尽くし感から東名<4439>がストップ安まで売られ、PRTIMES<3922>、フィルカンパニー<3267>、佐鳥電機<7420>も決算を受けて急落。SHOEI<7839>はレーティング格下げを材料に大幅安となった。
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