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が続く中国経済を中心とした景気後退懸念から投資家心理が悪化。また、ロシアがポーランドへの天然ガスの供給停止を予告するなどウクライナ情勢を巡る不透明感も重しとなった。リスク回避の動きが強まるなか、ナスダック総合指数も大幅に反落。こうした流れを引き継いで、日経平均は386.97円安でスタートすると、朝方に一時26051.04円(649.07円安)まで下落した。節目の26000円手前で下げ止まった後は、中国株・香港株の上昇を支えに大引けまで下げ幅を縮める展開となった。
大引けの日経平均は前日比313.48円安の26386.63円となった。東証プライムの売買高は16億5561万株、売買代金は3兆9994億円だった。セクターでは証券・商品先物取引、その他金融、パルプ・紙などが下落率上位に並んだ一方、海運、鉱業、保険などが上昇率上位に並んだ。東証プライムの値下がり銘柄は全体の65%、対して値上がり銘柄は33%となった。
個別では、レーザーテック<6920>やルネサス<6723>などの半導体関連や、信越化学<
4063>やダイキン<6367>などの値がさ株、村田製<6981>、SMC<6273>などのハイテク株、リクルートHD<6098>、OLC<4661>などのグロース(成長)株が下落。ホンダ<7267>
やデンソー<6902>などの輸送用機器、三井物産<8031>や日本製鉄<5401>などの市況関連株の一角も軟調。決算を受けてシマノ<7309>、キッコーマン<2801>が急落したほか、ファナック<6954>、野村HD<8604>、日東電<6988>なども大幅に下落。中国関連株のナブテスコ<6268>の下落も目立った。
一方、郵船<9101>や商船三井<9104>などの海運のほか、住友鉱山<5713>、INPEX<1605>など資源関連株の一角が上昇。投資判断の格上げ観測で三菱重工<7011>が大幅高。
本決算が評価された山洋電気<6516>とアマノ<6436>が東証プライム値上がり率上位に並んだ。業績予想を上方修正した三越伊勢丹<3099>、10月からのビール類値上げを発表したアサヒHD<2502>も大きく上昇。値上げ発表を受けてキリンHD<2503>、サッポロHD<2501>も連れ高となった。
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