- 週間ランキング
「指し値オペ」を通知したことから円相場がやや下落し、日経平均は強含みとなって高値引けした。
大引けの日経平均は前日比125.88円高の22712.75円となった。東証1部の売買高は13億8133万株、売買代金は2兆1679億円だった。業種別では、化学、鉱業、ゴム製品が上昇率上位だった。一方、証券の軟調ぶりが目立ち、ほかに繊維製品など4業種が小幅に下げた。
個別では、エーザイ<4523>が2%高と反発したほか、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、JT<2914>などが堅調。エーザイは一部証券会社のレーティング引き上げが支援材料となった。三菱UFJ<8306>などの銀行株は日銀による指し値オペで金利上昇が一服したため、引けにかけて伸び悩んだ。決算発表銘柄では花王<4452>が3%近い上昇。また、ネットワン<7518>が活況を見せて東証1部上昇率トップとなり、日立金<5486>や富士電機<6504>なども大きく買われた。一方、東エレク<8035>、三井住友<8316>、日本電産<6594>、キヤノン<7751>、日産自
<7201>などが小安い。キヤノンは業績予想を下方修正し、日産自は第1四半期が低調な出足だったが、大きな下落にはつながらなかった。野村<8604>などの証券株は決算を受けて下げが目立った。また、LIFULL<2120>や三陽商<8011>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
<HK>