*12:26JST 日経平均小幅続伸、アドバンテスト上昇が指数を後押し
 日経平均は小幅続伸。177.09円高の64131.28円(出来高概算10億3046万株)で前場の取引を終えている。

 前日28日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は97.53ドル高の52475.10ドル、ナスダックは72.04ポイント高の26549.85で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)
の政策据え置きを期待し、寄り付き後、上昇。その後、中間選挙後の対イラン攻撃激化リスクに原油価格が上昇し、金利先高観にナスダックが下落に転じた。終盤にかけ、FOMCが会合で市場の予想通り政策金利の据え置きを決定したことを受け、再び買われた。

 米株式市場の動向を横目に、29日の日経平均は172.06円高の64126.25円と続伸して取引を開始した。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利が据え置かれ、米半導体株指数が上昇したことが買い材料となった。前日に通期業績予想の上方修正と自社株買いを発表したアドバンテスト<6857>が急伸し、指数を押し上げた。日経平均は寄り付き後に上げ幅を広げ、一時800円超の上昇となったが、その後は買いが一巡して上げ幅を縮小・下落。前日終値を下回る場面もあったもののすぐに切り返してプラス圏を回復し、前場の取引を終えた。一方、日立やNECなどが売られ、東証プライム市場では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回った。

 個別では、アドバンテスト、キオクシアホールディングス<285A>、イビデン<4062>、東京海上ホールディングス<8766>、ベイカレント<6532>、バンダイナムコホールディングス<7832>、トヨタ自動車<7203>、大塚ホールディングス<4578>、キッコーマン<2801>、日清製粉グループ本社<2002>、アステラス製薬<4503>、セブン&アイ・ホールディングス<3382>などの銘柄が上昇。

 一方、東京エレクトロン<8035>、TDK<6762>、ファナック<6954>、ソフトバンクグループ<9984>、日立製作所<6501>、ダイキン工業<6367>、京セラ<6971>、豊田通商<
8015>、レーザーテック<6920>、村田製作所<6981>、太陽誘電<6976>、日産化学<4021>、ディスコ<6146>などの銘柄が下落。

 業種別では、鉱業、電気・ガス業、医薬品などが上昇した一方で、電気機器、機械、金属製品などが下落した。

 後場の日経平均株価は、主力半導体関連株の値動きによって指数の振れ幅が左右される展開が意識されよう。前場はアドバンテストが日経平均を407.76円押し上げたが、日経平均全体の上昇幅は177.09円にとどまり、東京エレクトロンやTDK、ファナックなどの下落が指数の重荷となった。TOPIXは11.82ポイント安の3979.89、東証グロース市場250指数も2.65%安で、日経平均の上昇が市場全体に広がっているわけではない。国内では29日から30日にかけて日銀の金融政策決定会合が開かれており、政策判断は30日に公表される予定。また、29日14時には10月の消費者態度指数が発表される。米国では29日夜に7~9月期国内総生産(GDP)速報値と9月の個人消費支出(PCE)関連統計の発表が予定されている。国内外の金融政策と経済指標を控え、個別企業の決算内容を踏まえた銘柄選別が後場の焦点となる。



<AK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均小幅続伸、アドバンテスト上昇が指数を後押し 」