*12:08JST 日経平均は反発、プラス圏で推移も上げ幅限定的
 日経平均は反発。225.90円高の65495.23円(出来高概算10億1084万株)で前場の取引を終えている。

 前日8日の米国株式市場は続落。ダウ平均は628.18ドル安の52786.07ドル、ナスダックは85.58ポイント安の26421.41で取引を終了した。ハイテクが支え、寄り付き後、まちまち。対イラン攻撃応酬の激化で原油相場が上昇、インフレ再燃が警戒され相場は売りに転じた。長期金利の上昇もさらなる売りに拍車をかけ、終盤にかけ下げ幅を拡大した。

 米株式市場の動向を横目に、9日の日経平均は182.11円安の65087.22円と続落して取引を開始した。前日の米国株安とインフレ再燃への警戒を受け、寄り付きは売りが先行した。ただ、売り一巡後は下げ渋り、原油価格の上昇を背景に石油関連や資源関連へ買いが向かった。電線を含む非鉄金属にも資金が集まり、指数は前場中盤にプラス圏を回復。前引けにかけては65400円台で推移した。

 個別では、ソフトバンクG<9984>、フジクラ<5803>、イビデン<4062>、TDK<6762>、レーザーテク<6920>、住友電<5802>、古河電<5801>、村田製<6981>、ファナック<6954>、住友鉱<5713>、ダイキン<6367>、SMC<6273>、三菱商<8058>、太陽誘電<6976>、出光興産<5019>などの銘柄が上昇。

 一方、ファーストリテ<9983>、アドバンテ<6857>、東エレク<8035>、リクルート
HD<6098>、テルモ<4543>、コナミG<9766>、任天堂<7974>、KDDI<9433>、ニトリHD<9843>、ソニーG<6758>、トレンド<4704>、オリンパス<7733>、アステラス薬<4503>、野村総合研究所<4307>、キッコマン<2801>などの銘柄が下落。

 業種別では、非鉄金属、石油・石炭製品、鉱業などが上昇した一方で、その他製品、証券・商品先物取引業、小売業などが下落した。

 後場の日経平均株価は、前引け水準を挟んだもみ合いが見込まれる。前場は寄り付き時点の182.11円安からプラス圏に転じており、下値の堅さが意識されよう。ただ、日経平均は66000円台に位置する25日・75日移動平均線を下回って推移しており、同水準が上値抵抗線として意識される。米国では対イラン攻撃の応酬激化を背景に原油相場が上昇し、インフレ再燃への警戒と長期金利の上昇が売り材料となっている。東京市場でも資源・エネルギー関連への物色が指数を支える一方、中東情勢の悪化を受けた原油高は投資家心理の重荷となっており、積極的に買い進む動きは想定しにくそうだ。



<AK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は反発、プラス圏で推移も上げ幅限定的