本日のマザーズ指数は7.69pt高の779.83ptと4日ぶりに反発。25日の米株式市場でNYダウは小幅反落。ウクライナを巡る緊張に加え、日本時間明日未明に結果公表を控える連邦公開市場委員会(FOMC)への警戒感から売りが継続。ただ、企業の好決算や5年債入札の結果を受けた安心感から一時上昇に転じる局面もあった。ハイテク株の売りは続きナスダック総合指数とSOX指数は大幅反落だった。前日の時間外取引の米株価指数先物の軟化を受けてすでに米株安を一部織り込み済みだったことで、マザーズ指数は前日比ほぼ横ばいでスタート。ただ、FOMCの公表結果を直前に控えるなか買い手は乏しく、朝方は軟調もみ合いとなり午前中頃には765.10ptまで下げた。一方、FOMC通過後のあく抜け感を予想する市場関係者も多く、安値圏にあるマザーズ銘柄の多くには押し目買いが入ったことでそこからは切り返す展開に。時間外取引のナスダック100先物の上昇も追い風となり午後中頃には789.64ptまで買われた。なお、売買代金は概算で1135.32億円。騰落数は、値上がり328銘柄、値下がり77銘柄、変わらず13銘柄となった。
 個別では、「AITalk」が国税庁に採用されたエーアイ<4388>が急伸し、デザイン思考を学べるe-ラーニングコースの提供を開始したブリッジインターナショナル<7039>
も上昇。時価総額上位ではAppier<4180>、ビジョナル<4194>、弁護士ドットコム<6027>、HENNGE<4475>、セルソース<4880>などが買われた。売買代金上位ではGEI<9212>、FRONTEO<2158>、Enjin<7370>、エフ・コード<9211>、ヒュウガプライマ<7133>、キャンバス<4575>、サイエンスアーツ<4412>、リアルワールド<3691>などの上昇率が大きめだった。一方、第1四半期が2ケタ営業減益となったマクアケ<4479>がストップ安まで売られた。「AIカメラで子供撮影、保護者に自動配信」などと報道されたエクサウィザーズ<4259>は一時急伸したが買いが続かず下落に転じた。売買代金上位ではメルカリ<4385>、BASE<4477>、日本電解<5759>、ウェルスナビ<7342>、メドレー<4480>、プレイド<4165>が軟調だった。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ指数は4日ぶりの反発、FOMC通過後のあく抜け期待、値上がり率トップはエーアイ