本日のマザーズ市場では、前日からのリバウンド期待の買いが続き、前場にはマザーズ指数が2%上昇する場面もあった。市況関連などの景気敏感株に売りが広がり、IT系中心の新興株に投資資金をシフトする動きもあったとみられる。ただ、国内外の株式相場の下落で投資家心理は悪化し、新興株の買いも続かなかった。なお、マザーズ指数は反落、売買代金は概算で1290.32億円。騰落数は、値上がり97銘柄、値下がり260銘柄、変わらず17銘柄となった。
 個別では、時価総額トップのメルカリ<4385>が4%超下落し、マザーズ指数を押し下げた。ビジョナル<4194>も軟調。売買代金上位ではEnjin<7370>が売りに押され、前日まで大きく買われていたTrends<6069>は急反落して下落率トップとなった。ヘッドウォーター<4011>やフォースタ<7089>も下落率上位に顔を出した。一方、時価総額上位のフリー<4478>が5%超上昇し、JMDC<4483>は小じっかり。売買代金上位ではBASE<4477>やPアンチエイジ<4934>が堅調だった。また、グローバルW<3936>やインテM<7072>、PXB<6190>はストップ高水準で取引を終えた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ指数は反落、一時2%上昇も失速、メルカリなど軟調