本日のマザーズ市場では、前日の米ハイテク株高が支援材料となってIT関連株を中心に買いが入り、堅調に推移した。今週に入ってからマザーズ指数は前日までに5%超下落しており、週末を前に買い戻しも入ったとみられる。ただ、東証1部市場では前日まで急伸していたソフトバンクG<9984>が売られる一方、トヨタ自<7203>やエムスリー<
2413>が買われるなど主力大型株の循環物色の動きが見られ、マザーズ市場の売買はさほど膨らまなかった。なお、マザーズ指数は3日ぶり反発、終値では2%超の上昇となった。売買代金は概算で1634.53億円。騰落数は、値上がり244銘柄、値下がり72銘柄、変わらず14銘柄となった。
個別では、時価総額上位のフリー<4478>が8%を超える上昇となり、ラクス<3923>やJMDC<4483>も堅調。売買代金上位ではBASE<4477>が7%超上昇したほか、エヌ・ピー・シー<6255>やJTOWER<4485>が買われた。BASEはネットショップ開設数が130万ショップを突破したと発表している。また、メディカルN<3645>やケアネット<2150>がストップ高を付けた。メディカルNは業績修正を発表し、後場急伸した。
一方、時価総額トップのメルカリ<4385>は軟調で、AIinside<4488>は小幅に下落。利益確定売りがかさんだフレアス<7062>、資本業務提携に伴う新株発行等を発表したオンコリス<4588>などは下落率上位に顔を出した。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ指数は3日ぶり反発、米ハイテク株受けIT関連株に買い、フリーなど