本日のマザーズ市場では、中小型株の循環物色の動きが続いた。インターネット・IT関連株を中心に利益確定の売りが出る一方、比較的マザーズ指数への寄与が大きいバイオ・ヘルスケア関連株には買いが入った。日経平均は反落したものの底堅く推移し、個人投資家のセンチメントもさほど悪化しなかったようだ。なお、マザーズ指数は3日続伸で年初来高値を更新。売買代金は概算で1946.68億円。騰落数は、値上がり146銘柄、値下がり166銘柄、変わらず9銘柄となった。
 個別では、売買代金トップのアンジェス<4563>を中心に、ソレイジア<4597>、オンコリス<4588>といったバイオ関連株が上昇。OTS<4564>やナノキャリア<4571>はストップ高を付け、上昇率上位に並んだ。PCR検査装置を開発するPSS<7707>など医療・ヘルスケア関連株の一角も大幅高。時価総額上位ではアンジェスのほかフリー<4478>が堅調だった。一方、売買代金上位ではAIinside<4488>やFRONTEO
<2158>、時価総額上位ではメルカリ<4385>や弁護士コム<6027>が軟調。また、シルバーエッグ<3961>などが下落率上位に顔を出した。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ指数は3日続伸で年初来高値、バイオ株買いでOTSストップ高