28日のマザーズ指数は3日ぶり反落となった。前日の海外市場では、半導体株が軒並み安となった流れから、本日のマザーズ市場にも利益確定売りが先行した。その後は、材料のあった時価総額上位銘柄の一角が堅調な動きを見せたことから、マザーズ指数は後場にプラスに転じる場面もあった。しかし、中国株をはじめとしたアジア市場が軟調ななか、個人投資家の間でも米中貿易交渉や英国のEU離脱の動向を見極めたいとのムードは根強く、買いの手は続かなかった。なお、売買代金は概算で1548.65億円。騰落数は、値上がり100銘柄、値下がり169銘柄、変わらず9銘柄となった。
 値下がり率上位では、シリコンスタジオ<3907>のほか、ピアラ<7044>やアンジェス<4563>、はてな<3930>などが大幅安となった。売買代金上位では、ギークス<7060>、窪田製薬HD
<4596>、サンバイオ<4592>、JIA<7172>、シリコンスタジオ<3907>などが軟調。一方で、自社株買いを発表したALBERT<3906>のほか、AmidAホールディングス<7671>、オンコリス<4588>、そーせい<4565>などは上昇となった。
 なお、本日マザーズ市場に新規上場した3社の初値は、フレアス<7062>が公開価格の約2.2倍となる4045円になったほか、日本ホスピスホールディングス<7061>は1466円(同46.6%
上回る)、NATTY SWANKY<7674>は3930円(同20.2%上回る)となった。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ指数は3日ぶり反落、様子見ムード強い、IPOフレアスの初値は2.2倍