本日のマザーズ指数は大幅続伸となった。前日の米国市場では、米IBMなどの主要企業の好決算が好感されて上昇したが、前日に既に米国株の上昇を織り込んでいた日経平均に売りが先行するなかで、マザーズ指数は前日の高値水準から買い先行のスタートとなった。
前日までの日銀金融政策決定会合において、市場で噂されていたTOPIX型ETF(上場投資信託)の買入比率変更に対する言及がなかったことで、足元で東証1部の中小型株に向かっていた資金がマザーズ市場へと還流しつつあることも需給面での支援材料となった。物色としても、指数インパクトの大きい銘柄中心に買われ、マザーズ指数は引けにかけて上げ幅を拡大した。なお、売買代金は概算で1172.94億円。騰落数は、値上がり171銘柄、値下がり97銘柄、変わらず5銘柄となった。
 値上がり率上位では、シャノン<3976>がストップ高比例配分となったほか、バリューデザイン<3960>やエヌ・ピー・シー<6255>が2ケタ上昇になった。バリューデザインは、18年12月の取扱高について、ハウスプリペイド、ブランドプリペイドともに拡大したことを発表。売買代金上位では、サイバーダイン<7779>が10%高と大幅に続伸したほか、オンコリスバイオファーマ<4588>、ミクシィ<2121>、アンジェス<4563>、チームスピリット<4397>
などが上昇。一方で、サンバイオ<4592>、UUUM<3990>、エコモット<3987>、TDSE<7046>などは軟調。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ指数は大幅続伸、東証1部から資金還流、シャノンがストップ高比例配分