本日のマザーズ指数は反落となった。2日の米国市場で、ナスダック総合指数が上昇したため、ハイテク関連銘柄の多いマザーズ銘柄にも朝方は買いが先行した。ただし、市場には米中貿易摩擦の激化に対する懸念がくすぶっており、上値の重さが意識され、直後にマイナスに転じた。また、個人投資家による週末のポジション調整の動きも相まって、引けにかけて下げ幅を一段と拡大する展開となった。なお、売買代金は概算で911.56億円。騰落数は、値上がり54銘柄、値下がり204銘柄、変わらず3銘柄となった。
 値下がり率上位では、ビートHLDGSリミテッド<9399>が15%超の下落となったほか、エディア<3935>やHANATOURJAPAN<6561>、ALBERT<3906>などが並んだ。売買代金上位では、JIA<
7172>やGA TECH<3491>、システムサポート<4396>、ミクシィ<2121>が下落した。一方で、UUUM<3990>が12%高と急騰し、JMC<5704>も6%高となったほか、直近IPO銘柄であるプロレド・パートナーズ<7034>やアクリート<4395>、エクスモーション<4394>などにも短期資金が向かった。JMCは、医療事業など手掛ける企業と心臓カテーテルシミュレーター「HEARTROID」の中東・アフリカなどでの販売業務提携を発表したことが好感された。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ指数は反落、週末のポジション調整の動き、直近IPOのGA TECHが4%安