本日のマザーズ市場では、為替の円安進行や日経平均の反発を受けて投資家心理が改善し、買い先行の展開となった。ただ、戻り待ちの売りも出やすく、マザーズ指数はやや上値が重かった。売買代金は前日に比べ持ち直したものの、引き続き低調に推移した。なお、マザーズ指数は3日続伸、売買代金は概算で722.92億円。騰落数は、値上がり112銘柄、値下がり123銘柄、変わらず12銘柄となった。
 個別では、GameWith<6552>、RPA<6572>、ベイカレント<6532>、TKP<3479>、ミクシィ<2121>などが上昇。ブライトパス<4594>は後場一段高となり11%の上昇。がんペプチドワクチンの臨床試験結果を巡り思惑が広がったようだ。また、Jストリーム<4308>は引き続きエムアップ<3661>子会社のVR(仮想現実)事業への協力が材料視され、連日のストップ高となった。一方、パルマ<3461>が急反落してマザーズ下落率トップ。前日まで4日連続のストップ高となっていたが、日々公表銘柄の指定を受けて利益確定売りが優勢となった。その他、ドリコム<3793>、ビープラッツ<4381>などが下落し、UNITED<2497>やPKSHA<3993>も小安く引けた。
 なお、HEROZ<4382>は上場3日目の本日、公開価格の約10.9倍となる初値を付けた。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ指数は3日続伸、心理改善も上値重く、HEROZは初値10.9倍