本日のマザーズ市場では、日経平均の伸び悩みとともにマザーズ指数もマイナスに転じる場面が見られた。このところ人気だった銘柄を中心に利益確定の動きが広がった。ただ、比較的値持ちが良い銘柄や出遅れ感のある銘柄には押し目買いが入り、マザーズ指数はおおむね小幅高水準で推移した。なお、マザーズ指数は3日続伸、売買代金は概算で1209.71億円。騰落数は、値上がり97銘柄、値下がり133銘柄、変わらず14銘柄となった。
 個別では、直近IPO銘柄のサインポスト<3996>がマザーズ売買代金トップ。上げ幅を大きく広げ取引時間中の高値を更新する場面もあったが、引けにかけてやや失速した。GNI<
2160>、クックビズ<6558>、モルフォ<3653>、ミクシィ<2121>、サイバーダイン<7779>も上昇。EC事業の好調を発表したロコンド<3558>のほか、エンバイオHD<6092>、BS<3623>、U&C<3557>は10%超の大幅高となった。また、グレイス<6541>はストップ高水準で本日の取引を終えた。一方、DMP<3652>はリリースを手掛かりとした買いが向かったが、引けにかけて値を崩しマイナスとなった。決算発表したACCESS<4813>や、中村超硬<
6166>、ADWAYS<2489>、SOSEI<4565>、力の源HD<3561>も下落。また、串カツ田中<3547>は目先のピーク感から利益確定売りがかさみ、マザーズ下落率トップとなった。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ指数は3日続伸、押し目買いが支え、グレイスはストップ高