本日のマザーズ市場では、手掛かりとなる個別材料が比較的多かったこともあり、物色が活発となった。日経平均が朝高後に上値の重い展開となったことも、個人投資家の物色をマザーズ銘柄などの中小型株に向かわせたようだ。なお、マザーズ指数は4日続伸、売買代金は概算で1099.01億円。騰落数は、値上がり167銘柄、値下がり65銘柄、変わらず5銘柄となった。
 個別では、新サービスを発表したユーザーローカル<3984>、東京農工大学などとの研究成果が材料視されたエンバイオHD<6092>、カンボジアでの金融事業参入を発表したリネットジャパン<3556>、海外展開が本格稼働したフルッタ<2586>がストップ高で本日の取引を終えた。ASJ<2351>や夢展望<3185>は連日の大幅高。シャノン<3976>は戻り歩調を強め11%超高となった。その他、じげん<3679>、ドリコム<3793>、アカツキ<3932>、IIF<
6545>などが上昇した。じげんはNTTドコモ<9437>との提携を発表し、急伸する場面があった。一方、マザーズ売買代金トップのREMIX<3825>や中村超硬<6166>が利益確定売りに押され反落し、ソレイジア<4597>、ミクシィ<2121>、SOSEI<4565>も小安い。また、フィット<1436>は手仕舞い売りがかさみマザーズ下落率トップとなった。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ指数は4日続伸、手掛かり材料多く物色活発、ユーザーローカルなどストップ高