米連邦公開市場委員会(FOMC)は7月30-31日に開催される予定で、8月1日日本時間未明にも結果が発表される予定だ。多くの市場関係者は、今回の会合では25bp(ベーシスポイント)の利下げが実施されると予測している。

今年4-6月期の米成長率(季節調整済み、前年同期比)は2.1%となり、1-3月期の3.1%を下回ったほか、トランプ大統領の2017年の就任後、最も低い成長率となった。
世界景気の低迷に伴い、米国成長率が年末にかけて継続的に鈍化するとの見方は優勢になっている。国際通貨基金(IMF)は最新リポートで、2019年の米国成長率が2.9%
になると予測、2020年の成長率が1.9%まで減速するとの見方を示した。

市場関係者の間は、米FRBが景気減速リスクを緩和させる目的で「予防的利下げ」に動くとの見方が優勢になっている。さらに、インフレ率を押し上げるため、年内50bpの利下げが必要だとの見方も出ている。

米国に続き、欧州中央銀行(ECB)が早ければ9月にも利下げに踏み切ると予測されている。

なお、トルコ中央銀行は7月25日、主要政策金利の1週間物レポ金利を4.25%引き下げ、19.75%とすることを決定した。これは2002年以降最大の利下げとなる。国内の景気低迷やインフレ率の鈍化を改善させるためだと説明された。統計によると、今年に入ってから世界中の中央銀行は計21回の利下げを実施したという。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 【中国の視点】米FRB:今週にも利下げ実施か、トルコは4.25%利下げ