通常はETCカードなしでは通過できない


前提として、本来はETCカードを挿し忘れた状態で料金所を通過することはできません。ETC専用レーンにはバーがあり、料金所のシステムと自動車のETC車載器が正常に通信できないと、開かないからです。レーンの付近で警告もしくはアナウンスがされることもあります。

 

しかし、先行車が通過したときにバーが開き、そのすぐ後に通過するような場合、ETCカードなしの状態で料金所を通れてしまうことがあるようです。

 

いずれにしても、高速道路を管理する会社の公式サイトでは、ETCカードを挿入し忘れて通過してしまうケースに言及されていることから、このようなトラブルは起こりえることが分かります。

 


後から通常料金を支払うことは可能?


誤ってETCカードなしで通過しても、後から料金を支払うことは可能です。この場合に支払うのは、割増金を含まない通常の通行料金です。

 

受付フォームや電話で該当する窓口に問い合わせ、必要な情報を伝えます。例として、中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)では、次の情報が必要となります。




・車両ナンバーや車種、色、形状

・ETCカード番号と有効期限

・利用した入口と出口の料金所名、日時

・名前と連絡先



ETCカードを挿し忘れて通過してしまった場合は、慌てずに通過時の情報を書き留めておくとよいでしょう。

 


どんな場合に割増金が発生する?


料金が未払いになってしまった場合、できるだけ早く該当する高速道路の管理会社に問い合わせることが重要です。そのまま放置しておくと、不正通行とみなされ、割増金を含めた通行料金を請求される可能性があるからです。

 

道路整備特別措置法の第26条では、料金を不法に免れた人から、免れた額のほか、その2倍に相当する額を割増金として徴収できると定められています。つまり、本来の通行料金と合わせて3倍の金額を請求されるおそれがあるということです。

 

「黙っていれば分からない」と考える人もいるかもしれませんが、不正通行はしっかり監視されています。ETCレーンに設置された監視カメラの映像やその他の情報を基に、通行した車両が特定される可能性があります。

 


ETCレーン通過時に挿し忘れに気づいたときの対処法


もし、料金所のバーを通過している最中にETCカードの挿し忘れに気づいたとしても、急停止は避けましょう。後続車が停止に気づかず衝突してしまうおそれがあります。開閉バーが開かずに止まった場合は、車内で待機し、インターホンなどによる係員の案内に従います。バックで逆走したり降車したりすると大変危険ですので避けましょう。

 

ETCレーンを通過した先に安全に停車できる場所がない場合は、無理に停車せず、目的の出口やサービスエリアなど、安全に停車できる場所まで走行を続けてください。安全な場所へ着いたら、該当する管理会社に問い合わせをしましょう。

 


ETCカードなしで通過しても後で通常料金を支払える


何らかのミスにより、ETCカードなしで高速道路の料金所を通過してしまっても、後から通常料金を支払えます。利用した高速道路を管理する会社にWebや電話で問い合わせ、必要な情報を伝えて指示を仰ぎましょう。

 

そのまま放置すると割増金を請求されてしまう可能性もあるため、できるだけ早く問い合わせることが大切です。

 

また、ETCレーンの付近でカードの挿し忘れに気づいた場合でも、その場で急停止したり、バックしたり、車から降りたりすることは避けてください。安全が確保されている場所で停まって係員の案内を受けるか、目的地やサービスエリアなど安全な場所まで行って支払い手続きを行いましょう。

 


出典


中日本高速道路株式会社 Q不注意で料金所を通過してしまった。後から料金を支払うにはどうしたらよいですか?

e-Gov法令検索 道路整備特別措置法(昭和三十一年法律第七号) 第四章 雑則 (割増金)第二十六条

 

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー


情報提供元: ファイナンシャルフィールド
記事名:「 ETCカードの挿し忘れに気づかず料金所を通過してしまいました…。後から払えば通常料金だけで済む? 「割増金」も請求されるのでしょうか? 」