大体何校受ける? 同じ大学でも学部が違う場合は?


大手大学受験予備校である「河合塾」が行ったアンケートによると、受験した大学数は3校の人が最も多く、受験者数の21%となっています。平均すると3~4校で、その他、7校以上受けている受験生は全体の19%となりました。

 

受験大学数が少なくても、同じ大学で違う学部を受ける場合、受験回数が増えることになります。文系志望の場合、同じ大学の経済学部や商学部、国際学部などを受けるケースです。一般的に、同じ大学であっても違う学部を受けると、受験料は受験回数分だけ必要になります。

 


国立と私立で受験料が違う?


次に、実際の受験料を確認していきましょう。国公立大学と私立大学では、受験料が異なります。

 

まず、国公立大学の場合、大学入学共通テストを受ける必要があります。これは3教科以上で1万8000円です。そして、国公立の二次試験は1万7000円となっています。国公立大学を前期と後期で2回受験する場合、国公立受験では、5万2000円(1万8000円+1万7000円×2)がかかることになります。

 

一方、私立大学の場合、1出願につき3万~3万5000円程度かかりますが、大学や学部によっては、併願割引が適用されるケースもあります。

 

したがって、国公立の前期と後期を受験し、さらに受験料3万5000円の私立大学を5回受験したとすると、受験料は、合計22万7000円かかることになります。

 


大学受験に必要な費用は早めに準備を


また、大学の受験に必要なのは、受験料だけではありません。遠方の大学を受ける場合は、新幹線などの交通費や、宿泊費が必要となります。日程が連続していない場合は、複数回の交通費がかかるため、場所によっては、受験だけで30万円近く必要になることもあるでしょう。

 

株式会社日本政策金融公庫が行った「令和3年度 教育費負担の実態調査結果」によると、子ども1人あたりの受験費用(受験料+交通費・宿泊費)は国公立大学が27万7000円、私立大学文系は31万3000円、私立大学理系は32万2000円となっています。

 

子どもの大学進学では、入学金や授業料を準備することに意識が行きがちですが、実は受験するだけでもお金がかかります。12~2月くらいにかけて必要となるお金を把握し、早めに準備をしておくと安心です。

 

また、子ども自身が、受験にお金がかかることを把握していないことがあるので、1回受けるごとに、いくら必要なのか認識してもらうことも大切です。受験する子どもともしっかりコミュニケーションをとり、家族で受験を乗り切るとよいでしょう。

 


出典


株式会社KJホールディングス 河合塾 Kei-Net

日本政策金融公庫 令和3年度 教育費負担の実態調査結果

 

執筆者 : 下中英恵

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者


情報提供元: ファイナンシャルフィールド
記事名:「 子どもが高3で大学受験をする予定です。友人から「5~6校くらい受けるのが普通」と聞き、受験料だけでもかなりかかりそうです。大学受験では平均して何校くらい受験し、受験費用は総額いくらくらいかかるものでしょうか? 」