スマートフォンには毎月どれくらいのお金がかかる?


スマートフォンにかかる費用は、大きく分けて本体代金と通信料金の2つです。本体代金は機種によって異なり、数万円のものから十数万円を超えるものまであります。

 

また、通信料金は契約する会社や料金プラン、データ使用量によって変わります。総務省の家計調査によると、1世帯あたりの年間の携帯電話通信料の平均は8万7693円(2025年)です。

 

そのため、月換算にすると約7300円です。本体代、通信料金は、ともに決して小さな支出ではないでしょう。

 


ショッピングモールで見かけるキャッシュバックキャンペーンとは?


イオンなどのショッピングモールでは、携帯電話の販売店が乗り換えキャンペーンを実施していることがあります。

 

例えば、他社からキャンペーンをしている会社に携帯電話の契約を乗り換えると、現金やポイント、商品券などを還元するというものです。一方、契約時には事務手数料が発生する場合があります。

 

例えば、NTTドコモの店頭での契約事務手数料は4950円です。仮に3万円の現金還元を受けられるなら、事務手数料を差し引いても2万5050円が残る計算です。ただし、実際の還元額や条件は店舗・時期によって異なります。

 


事務手数料が約5000円なのに、なぜ3万円も還元できる?


高額なキャッシュバックが可能になる背景の1つに、携帯電話の販売代理店が、契約事務手数料とは別に、通信会社から販売奨励金などを受け取る仕組みがあります。

 

通信会社にとっては、新しい利用者を獲得することで、その後の継続的な通信料金収入が期待できます。そのため、契約獲得に向けて販売奨励金などを支払い、販売店側がキャッシュバックを実施するケースが考えられます。

 

つまり、契約事務手数料が約5000円だからといって、それを上回る3万円のキャッシュバックが不自然というわけではありません。ただし、キャッシュバックの原資や負担割合はキャンペーンによって異なり、全てが販売奨励金から支払われているとは限りません。

 


高額キャッシュバックで確認したい「落とし穴」とは?


高額キャッシュバックでまず確認したいのが、キャッシュバックの適用条件です。例えば、対象となる料金プランへの加入や、指定の端末購入、家族での複数回線契約などが条件になっている可能性があります。

 

また、キャッシュバックの内容が、現金での還元ではなくポイント還元だったり、受け取りが数ヶ月後だったりするケースも考えられます。特に注意したいのが、加入時の条件に有料オプションがある場合です。

 

キャッシュバックの条件を満たすために、例えば月額1000円の有料オプションに初月無料で加入し、その後も解約せずに12ヶ月利用した場合、無料期間終了後の11ヶ月分で1万1000円の負担が発生します。

 

また、乗り換え後の通信料金が高くならないかも契約時に確認したいところです。

 


まとめ


スマートフォンの乗り換えで3万円のキャッシュバックが実施される背景には、通信会社や販売代理店による顧客獲得の仕組みがあります。事務手数料が約5000円だからといって、3万円の還元が不自然というわけではありません。

 

ただし、キャンペーンには適用条件があることも多く、有料オプションの加入や通信料金の増加によって、結果的に負担が大きくなる可能性もあります。キャッシュバックの金額だけでなく、乗り換え前後の支払総額を比較して判断することが大切です。

 


出典


総務省 家計調査 (時系列)1世帯当たり年間の品目別支出金額-総世帯

 

執筆者 : 三浦大幸

2級ファイナンシャルプランニング技能士/ITパスポート/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など


情報提供元: ファイナンシャルフィールド
記事名:「 イオンで「スマホ乗り換えで3万円キャッシュバック」の勧誘が! こちらは「事務手数料5000円」払うだけなら“赤字”では? 怪しく感じますが、なぜ「高額キャッシュバック」が可能なのでしょうか? 確認したい落とし穴とは 」