10月の値上がりは、加熱式たばこの税の見直しの2回目にあたる


財務省によると、加熱式たばこは、紙巻たばこより税の負担が軽く、その差をなくすために課税の仕方が見直されました。消費者への影響を考えて、見直しは令和8年(2026年)4月と10月の2段階で実施されています。

 

認可された小売定価を見ると、プルーム用のメビウスは4月に520円から550円へ、10月に550円から590円へ上がりました。エボは580円から620円、キャメルは530円から570円と、プルーム用はどの銘柄も10月に40円上がっています。

 

上がり幅は銘柄で違い、アイコスのテリアは10月に620円から640円になり、値上がりは20円でした。

 

見直しは一度に行わず、4月に1回目、10月に2回目と分けて進められました。10月の2回目で、紙巻たばことの税の負担の差をなくす見直しが一通り終わったことになります。

 


1日1箱なら、1年でたばこ代はいくら増えるのか


今回のケースでは、夫は毎日1箱(20本)を吸っています。10月の値上がり分の40円を1年に置き換えると、次のとおりです。

 

・40円×365日=1万4600円(10月の値上がりで増える1年分)

 

毎月の支払いに直した額は、次のとおりです。

 

・40円×30日=1200円(10月の値上がりで増える1ヶ月分)

 

タイトルの「約1万4600円」は、この計算によるものです。ただし、4月にも30円上がっているため、3月までの値段と比べると、増え方はもっと大きくなります。

 

・(30円+40円)×365日=2万5550円(2回の値上がりで増える1年分)

 

今回のケースでは、半年のあいだに1箱70円上がり、1年のたばこ代は2万5550円増える計算です。

 


来年4月からも、たばこ税は3年続けて上がる予定になっている


国のたばこ税の税率は、令和9年(2027年)4月、令和10年4月、令和11年4月の3回、1本あたり0.5円ずつ引き上げられることが決まっています。この際は、加熱式たばこだけでなく紙巻たばこも引き上げられます。

 

1箱20本に置き換えると、次のとおりです。

 

・0.5円×20本=10円(1回の引き上げで増える1箱あたりの税)

・10円×3回×365日=1万950円(3回分の引き上げを1年に置き換えた額)


 

実際の値段は、メーカーが申請して国が認可する仕組みのため、上がり幅がこの税の分と同じになるとは限りません。

 

負担を抑えるには、本数を見直すのが確実です。今回のケースで1日1箱を半分の10本にすると、10月からの値段は次のように減ります。

 

・590円÷2×365日=10万7675円(1年で減るたばこ代)

 


まとめ


今回のケースでは、10月の値上がりだけで1年のたばこ代が1万4600円増えます。4月の値上がりと合わせると、増える額は2万5550円です。

 

来年4月からは国のたばこ税が3年続けて上がり、3年後には税の分だけでも1箱30円増える見込みです。毎日1箱のたばこ代は、1年で21万円を超えます。値上げをきっかけに、1日の本数を見直してみてはどうでしょうか。

 


出典


財務省 令和7年度税制改正(令和7年3月発行)5防衛力強化に係る財源確保のための税制措置

財務省 製造たばこの小売定価の認可

 

執筆者 : 高橋祐太

2級ファイナンシャルプランナー技能士


情報提供元: ファイナンシャルフィールド
記事名:「 毎日「加熱式たばこ1箱」吸う夫。4月に続き10月も“たばこ税の見直し”で、愛用のプルームは1箱「40円アップ」! 1年で“1万4600円”増えますが、さらに3年後「1箱30円」増える予定!? 増税の見通しを確認 」