【函館】「ハセガワストア・ラッキーピエロ・カールレイモン」は絶品グルメ!? 悪天候で“函館山の夜景”が見れなくても「大満足で帰れる理由」を、在住ライターが解説
ハセガワストアの「やきとり弁当」は、やきとりなのに豚!?
函館のコンビニ「ハセガワストア」の看板商品が、市民のソウルフードとして親しまれるやきとり弁当です。一方で本州の客からは、なぜ豚肉なのにやきとりなのかという質問がよく寄せられるそうです。
誕生の歴史 ― 道南の食文化と、とっさのひらめき
北海道の道南エリアでは、「やきとり」といえば一般的に豚肉を指します。ハセガワストアの公式サイトによると、道南地区には養豚場が多く、鶏より豚のほうが安く手に入りやすかったことが、その一番の理由と考えられているそうです。地元で鶏のやきとりを食べたいときは、「やきとり 鶏肉で」と注文するのが普通なのだといいます。
このやきとり弁当が生まれたのは1978年のある夜半のこと。当時の社長が自らレジに立っていたところ、客から「お弁当ないの?」と聞かれたのがきっかけでした。
とっさに、店内で作っていたおにぎり用のごはんとのり、おつまみ用に焼いていたやきとりを組み合わせたところ、それが大ヒット商品に。1978年9月の発売以来、40年以上たった今も当時と変わらない味を守り続けています。
図表1
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品 | やきとり弁当(小) |
| 価格 | 680円 |
| 店舗 | ベイエリア店(函館市末広町23-5) |
| 営業時間 | 7:00~22:00 |
筆者作成(2026年10月時点)
夜景を見られなかった夜こそ味わいたい、注文後に焼く「がっかり」を埋め合わせる味
函館山の夜景を楽しみにしていたのに、天候や時間の都合で見られなかった――そんな旅の終わりにこそ、このやきとり弁当が力を発揮します。
というのも、やきとり弁当は作り置きをせず、注文を受けてから店内で焼き上げる仕組みだから。冷めた出来合いの弁当とは違い、注文の声とともに香ばしい匂いが立ちのぼる出来立てのおいしさが、夜景を見られなかった心の隙間をじんわり埋めてくれます。
ベイエリア店は22時まで営業しているため、函館山から肩を落として下りてきたあとの夕食にも使いやすい存在です。焼きたての一本を頬張れば、「今日はこれが食べられてよかった」と思える、そんな締めくくりになるはずです。
ラッキーピエロベイエリア本店 チェーン発祥の1号店
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筆者撮影
ご当地バーガーとして知られるラッキーピエロのなかでも、ベイエリア本店はチェーンの歴史が始まった特別な店舗です。ここでは店内の特徴や看板商品、夜に訪れる際の注意点を紹介します。
1987年に開業した「原点」の店
ベイエリア本店の特徴を、公式サイトの紹介をもとに整理すると次のとおりです。
・1987年に開業した、ラッキーピエロの第一号店
・当初は持ち帰り中心で、のちに店内を広げて現在の形に
・ブランコ席やメリーゴーランドの馬の置物がある店内
高校時代に通った客が結婚後に子どもと来店しているという便りも寄せられており、地元の人にも愛着のある店舗です。私自身も、学生時代に良く通った店舗です。遅くまで営業しているため、夜の空腹を満たすのに最高でした。
看板のチャイニーズチキンバーガーは唐揚げが3個
観光客に圧倒的な人気を集めているのが、看板商品のチャイニーズチキンバーガーです。肉汁があふれる大きめの鶏の唐揚げが、1個のバーガーに3個も入っているのが特徴です。
母の得意だったチキン料理とアメリカ生まれのバーガーを組み合わせて生まれ、たちまち店の人気No.1になったといいます。「梅」の価格は持ち帰りで495円(持ち帰りは486円)です。夜に訪れる予定がある人に向けて、ベイエリア本店の店舗情報を図表2にまとめました。
図表2
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品 | チャイニーズチキンバーガー(梅) |
| 価格 | 495円(持ち帰りは486円) |
| 店舗 | ベイエリア店(函館市末広町23-18) |
| 営業時間 | 10:00~21:00 |
筆者作成(2026年10月時点)
閉店は21時ですが、料理のラストオーダーは20時30分なので、夜景の後に向かう場合は時間に注意しましょう。駐車場がないため、車で訪れる場合は近くの駐車場をあらかじめ調べておくと、当日あわてずに済みます。ハセガワストアのベイエリア店のとなりなので、2店をあわせて回る計画も立てやすいでしょう。
カール・レイモンは「胃袋の宣教師」が残した味
写真2
筆者撮影
函館山のふもとの元町には、ドイツ出身のマイスターの名を冠したハムとソーセージの店があります。18時に閉店するため、ベイエリアの2店とは違う時間帯に訪れる計画を立てましょう。
1919年に来日したドイツ人マイスター
ドイツ出身のカール・レイモンは1919年に来日した人物です。生涯をハムとソーセージづくりにささげた人物で、「胃袋の宣教師」とも呼ばれました。レイモンハウス元町店ではその製法を受け継いだ約25品が販売され、店内には生涯を紹介する歴史展示館もあります。
ホットドッグは夜景の前の夕方に
元町店で軽食を楽しむ際に知っておきたいポイントは、次のとおりです。
・注文を受けてから調理する、ホットドッグなどの軽食を販売
・店内に約30席のイートインスペースがあり、一部は持ち帰りも可能
図表3
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品 | 焼きソーセージセット |
| 価格 | 1,500円 |
| 店舗 | レイモンハウス元町店 |
| 営業時間 | 9:00~17:30 |
筆者作成(2026年10月時点)
ベイエリアの2店と比べて閉店が早いため、夜景を見に行く前の夕方に立ち寄る計画を立てておくと安心です。店舗は元町の教会群の近くにあるため、周辺を散策するついでに訪れると無理なく日程に組み込めるでしょう。
まとめ
ハセガワストアとレイモンハウスはどちらも注文を受けてから焼く仕組みで、ラッキーピエロは遊び心のある店内が特徴です。天気は選べませんが、営業時間を把握して回る順番を決めておけば、雲で夜景が見えない日も満足できる食事を楽しめるでしょう。
函館を訪れる際は、夕方に元町、夜にベイエリアという流れで3店を巡ってみてはいかがでしょうか。
執筆者 : 木彫りグマ
FP2級、北海道在住ライター