クレジットカードの「加盟店手数料」は誰が払う?


クレジットカードの加盟店手数料の取り扱いについて、株式会社ジェーシービー(JCB)の加盟店規約を例に確認してみましょう。

 

JCB加盟店規約の第2条第16項では、加盟店手数料について定義されており、JCBが加盟店から受け取る費用として位置づけられています。

 

また、第15条第1項では、クレジット払いに関連する手数料を加盟店が支払うと定めています。実際の入金額についても、第15条第2項により、売り上げ代金から手数料を控除した金額が加盟店へ支払われる仕組みとなっています。

 

さらに、第11条第2項では、支払い方法によって顧客への請求額を変更する行為も規制されています。現金などで支払った顧客よりもカード利用者へ高い金額を請求するなど、カード利用者に不利な扱いを行わないものとされています。

 

したがって、JCBの加盟店規約を例にすると、カード決済を選んだ場合に限って3%の手数料を上乗せする行為は、規約に抵触すると考えられます。

 

ただし、加盟店に適用される規約は、契約しているカード会社や決済サービスなどによって異なるため、実際の取り扱いについては、それぞれの契約内容を確認する必要があります。

 


店頭で上乗せを求められた場合の対応方法


店頭でカード決済の手数料を上乗せされた場合は、まず店舗に請求内容を確認しましょう。JCBは、上乗せ行為を確認した場合、加盟店への事実確認と是正指導を行うとしています。

 

ただし、海外加盟店の場合、国や地域によっては利用者側に手数料(サーチャージ)の加算が認められている場合があるようです。

 

店舗側との確認で解決しない場合は、カード裏面に記載されたカード発行会社へ相談しましょう。カード会社によっては、利用日や金額、加盟店名などを伝えることで調査を依頼できます。

 


利用者が支払わなければならないクレジットカードの手数料


クレジットカードでは、利用するサービスや支払い方法によって、利用者側に手数料が発生する場合があります。代表的なものは次の3つです。






・リボ払い、分割払いを選択した際に発生する手数料

・キャッシングで借り入れた金額にかかる利息

・カードの紛失や破損などで再発行する際の手数料




リボ払いは毎月の支払額を一定にする方法で、利用残高に応じて手数料がかかります。分割払いでは、選択した支払回数によって手数料が変わる仕組みです。

 

また、キャッシングサービスで現金を借り入れた場合にも手数料が発生します。返済方法には1回払いとリボ払いがあり、ATMを利用した借り入れではATM利用手数料が発生するケースもあるようです。

 

加えて、カードの再発行でも手数料が発生することがあります。例えば、紛失や盗難、ICチップの破損などを理由に再発行する場合、手数料がかかる場合があります。ただし、カードの種類や再発行の理由などによって、手数料が発生しない場合もあるようです。

 

加盟店手数料に関しては、原則として利用者が支払う必要はありません。一方、支払い方法やサービスの利用状況によっては、利用者側に手数料が発生する場合があります。

 


原則としてクレジットカードの加盟店手数料は利用者が支払う必要はない


クレジットカードの加盟店手数料は、原則としてカード利用者ではなく加盟店が負担します。今回参照したJCBの加盟店規約によれば、カード払いを理由に利用者へ手数料を上乗せすることは規約に反します。

 

店頭で上乗せを求められた場合は、まず店舗へ請求内容を確認しましょう。解決しない場合は、カード会社へ相談することをおすすめします。

 

一方、リボ払い、分割払い、キャッシングなどでは、利用者側に手数料が発生します。クレジットカードの手数料には種類があるため、どのような費用が発生するのかを確認し、支払いが必要な場合は適切に対応しましょう。

 


出典


株式会社ジェーシービー JCB加盟店規約 第2条(用語の定義)(1ページ)、第11条(加盟店の義務、禁止行為等)(4ページ)、第15条(手数料および支払い)(5、6ページ)

株式会社ジェーシービー よくあるご質問 JCBカードで支払うと、手数料がかかると言われました。

 

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー


情報提供元: ファイナンシャルフィールド
記事名:「 飲食店で「カード払いなら会計に3%上乗せ」と言われて困惑…。手数料はお店ではなく、カード利用者が支払うものなのでしょうか? 」