水や牛乳で割るだけの「濃縮コーヒー」


ネスレ日本が2026年3月に発売した「スターバックス コーヒークラフト」は、スターバックスブランドとして国内初となる濃縮タイプのコーヒー飲料です。無糖とキャラメルの2種類があり、普段無糖派である筆者は無糖タイプを購入しました。

 

内容量は260mlで、1本で約8杯分。無糖タイプはコーヒークラフト約30mlに、水や牛乳150mlを加えて飲みます。

 

セブン‐イレブンの公式サイトにスターバックス コーヒークラフトの紹介ページがあったので3店舗回ってみましたが、どこにもありませんでした。Amazonでも販売されているため、無糖タイプ3本セットを購入。スーパーなどでも販売されていますが、店舗によっては手に入りにくいようです。

 

実際に作ってみると、お湯を沸かす必要はない手軽さがありがたい。冷蔵庫から取り出して冷たい水や牛乳を注ぐだけ。特にアイス派としては、この手軽さが大きな特徴です。

 


無糖なのに、ほんのりキャラメルのような風味


まず水で希釈して、アイスコーヒーとして飲んでみました。

 

無糖なので甘さはありません。ただ、筆者にはほんのりキャラメルのような風味が感じられました。コーヒー豆は焙煎時のメイラード反応や糖の熱分解などによって、キャラメルを思わせる香気成分が生まれることがあります。

 

なお、無糖タイプは100%アラビカ豆を使用していますが、公式には「キャラメルフレーバー使用」とはされていません。スターバックスの店舗で購入するアイスコーヒーにはこの風味はありません。風味の違いはあるものの、十分おいしいアイスコーヒーだと感じました。

 

続いて、牛乳150mlで希釈してアイスラテにしてみました。こちらも先ほどと同様、ほんのりキャラメルのような風味があります。

 

牛乳を加えることでコーヒーの香りの感じ方が変わることも研究で示されており、筆者の場合はよりキャラメルを連想したのかもしれません。甘くはなく、牛乳と合わせてもコーヒーの味が薄くなりすぎず、おいしく飲めました。

 

ひととおり試してみて、筆者が最も気に入ったのは「濃さを自由に変えられること」です。

 

通常、自宅でアイスコーヒーを作る場合、濃いめに淹れた熱いコーヒーを大量の氷で冷やす方法があります。しかし筆者は、どうしても少し薄まってしまうように感じていました。コーヒークラフトなら冷たい水や牛乳で割るため、氷で薄める工程がありません。

 

さらに濃く飲みたければクラフトの量を増やすだけ。濃いアイスコーヒーが好きな筆者としては、この点だけでもかなり魅力を感じました。

 


1杯約54円。ブラックなら最安ではない


ほかのおうちカフェと価格を比較してみました。

 

Amazonで購入した価格は1本あたり424円。1本で約8杯分なので、

424円 ÷ 8杯 = 約53円

コーヒー部分だけで、1杯約53円です。

 

代表的な「おうちコーヒー」と比較すると、インスタントの「ネスカフェ ゴールドブレンド」は、1杯2gで計算すると約22円。UCC「職人の珈琲 ワンドリップコーヒー」は1杯約47円。「ネスカフェ ドルチェグスト」のレギュラーブレンドは1杯約80円です。

 

つまり、

インスタント 約22円

ドリップバッグ 約47円

コーヒークラフト 約54円

カプセル式 約80円

という結果です。

 

こうして比べると、コーヒークラフトは、決して「最も安いコーヒー」ではありません。ブラックコーヒーを安く飲むことだけを考えれば、インスタントのほうがお得です。

 


アイスラテなら1杯約96円


アイスラテの場合、1L税込278.64円の牛乳を150ml使用すると、牛乳代は約41.8円。

コーヒークラフト約53円 + 牛乳約41.8円 = 約94.8円

1杯約95円でアイスラテを作ることができます。

 

筆者が試したのは無糖タイプなので甘さは無いのですが、前述したとおりキャラメルマキアートのようなキャラメル風味をほんのり感じて美味しいので、味がお好みの方はハマるかもしれません。完全に同じではないものの、スタバの店舗で購入する価格と比較すると、圧倒的にお手軽で安くてお得感があります。

 


アイス派、特にアイスラテ派にはおすすめ


コーヒークラフトは、お湯も専用機器も不要。濃さを自由に変えながら、冷たいコーヒーをすぐ作れるところに魅力を感じました。

 

特に筆者のようなアイスラテ派には使いやすい商品でした。キャラメルのような風味が気になる場合は、他社の濃縮コーヒーを試してみてもよいでしょう。それでも、「薄くないアイスコーヒーを簡単に飲みたい」という人にとって、濃縮タイプはかなり有力な選択肢だと感じました。

 

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー


情報提供元: ファイナンシャルフィールド
記事名:「 【実録】スタバの「コーヒー&ラテ」が“約430円で8杯”作れる!? 店舗では「1杯約400円」はするのに…濃縮タイプの「コーヒークラフト」はお得なのか“ネスカフェ・UCC”などと比べてみた 」