朝の通勤ラッシュで「普通車」が満員に。やむなく「グリーン車」の車両間通路に立っていると、追加料金を求められてビックリ! 座席には座っていないのに、“グリーン料金”を払う必要があるのでしょうか?
グリーン車は通路やデッキに立っているだけでもグリーン料金が必要
結論からいうと、JR東日本の普通列車グリーン車では、座席に座らず通路やデッキに立っている場合でも普通列車グリーン券が必要です。
JR東日本は、普通列車グリーン車について、通路やデッキに立っている場合でも普通列車グリーン券が必要と案内しています。そのため、朝のラッシュで普通車が満員だったとしても、グリーン車の通路やデッキを利用すれば、原則としてグリーン料金がかかります。「座席を利用していないから無料」とはなりません。
また、「普通車が混雑していたので仕方なく移動した」という事情があっても、それを理由にグリーン料金が不要になるという例外は、JR東日本の案内では示されていません。
混雑時に車内を移動する場合も、「座らなければ大丈夫」と判断せず、グリーン車を利用するならグリーン券が必要と覚えておきましょう。
普通列車グリーン料金はいくら? 購入方法による料金の違いを確認
JR東日本の普通列車グリーン料金は、利用する距離や購入方法によって異なります。
2026年10月時点では、モバイルSuicaやカードタイプのSuicaなどで購入する「Suicaグリーン料金」は、営業キロ50kmまで750円、100kmまで1000円、101km以上1550円です。
一方、駅や車内で紙のグリーン券を購入する場合の「通常料金」は、50kmまで1010円、100kmまで1260円、101km以上1810円です。
例えば営業キロ50kmまでの区間で、グリーン券を持たずにグリーン車へ入り、車内で購入する場合は1010円かかります。Suicaグリーン料金の750円より260円高くなります。
普通車が混んでいるからと、とりあえずグリーン車へ移動すると、思わぬ出費につながる可能性があります。グリーン車を利用する予定がある場合は、乗車前にSuicaなどで購入しておくとよいでしょう。
グリーン車が満席なら普通車へ移る前に乗務員へ申し出よう
今回は普通車が混雑していたためグリーン車へ移動したケースですが、反対に、グリーン券を購入したものの、グリーン車が満席で座れないことも考えられます。その場合、自己判断で普通車へ移れば自動的に払い戻されるわけではない点に注意が必要です。
JR東日本は、満席のため普通車へ移る場合、グリーンアテンダントに申し出るよう案内しています。
モバイルSuicaのFAQでも、Suicaグリーン券を購入したものの満席だった場合は、グリーン車の乗務員に申し出て「不使用証」の発行を受けるよう案内されています。グリーン車を利用していないことを確認したうえで、払い戻しの手続きが案内されます。
せっかく購入したグリーン券を無駄にしないためにも、満席だった場合はまず乗務員へ相談し、必要な手続きを確認してから普通車へ移りましょう。
混雑時でもグリーン車に入るならグリーン券を用意しよう
JR東日本の普通列車グリーン車では、座席に座っていなくても、通路やデッキに立って利用する場合には普通列車グリーン券が必要です。
そのため、普通車が満員だったという理由だけで、グリーン車の通路やデッキを無料で利用することはできません。また、車内で購入すると通常料金が適用されるため、事前にSuicaグリーン券を購入する場合より料金が高くなることがあります。
朝の通勤時間帯は、予想以上に車内が混雑することもあります。グリーン車へ移動する可能性がある日は、あらかじめ料金や利用方法を確認しておくと、突然追加料金を求められて慌てずに済むでしょう。
出典
東日本旅客鉄道株式会社 普通列車グリーン車
東日本旅客鉄道株式会社 モバイルSuica Suicaグリーン券を購入したが、グリーン車が満席だったので払いもどしたい。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー