手作り弁当は 1食いくらまでなら節約になる?


手作り弁当が節約になっているかを判断するには、「弁当を持参しなかった場合に、昼食へいくら使うか」と比べることが大切です。

 

タイガー魔法瓶株式会社(本社:大阪府門真市)が2025年8月に全国の20~60代867人を対象として実施した、「フードジャーとお弁当作りに関する意識調査」によると、お弁当にかける1日当たりの平均額は512.1円でした。一方、お弁当を作らない人の昼食代は平均666.9円です。単純に比較すると、1食当たり約155円の差があります。

 

この結果を一つの目安にすれば、手作り弁当の費用を500円台までに抑えられている場合、平均的な昼食代よりも節約できている可能性が高いと考えられます。例えば、弁当代が1食500円の場合、666.9円の昼食と比べて約167円安くなります。月20日持参すると約3300円、年間240日なら約4万円の差になる計算です。

 

ただし、普段500円程度のパンや弁当を購入している人が、手作り弁当に600円かけている場合は節約になりません。そのため、世間の平均額だけを見るのではなく、「自分が普段使っていた昼食代」と比べて判断することが大切です。

 


食材費だけでなくガス代や電気代も考えて計算する


手作り弁当にかかる費用を把握するには、米やおかずの材料費だけでなく、調味料や光熱費も含めて考えることが大切です。

 

例えば、弁当用に卵焼きや肉料理を作る際には、ガスや電気を使用します。電子レンジで冷凍食品を温める場合も、わずかながら電気代が発生します。

 

ただし、弁当1食のために使った光熱費だけを正確に算出するのは簡単ではありません。そのため、家計管理では、まず食材費を大まかに計算し、そこへ調味料代や光熱費を上乗せして考える方法が分かりやすいでしょう。

 

また、夕食と一緒に米を炊いたり、おかずをまとめて調理したりすれば、弁当のためだけに発生する光熱費を抑えやすくなります。一方、毎朝すべてのおかずを一から作る場合は、費用だけでなく、調理にかかる時間や家事の負担も増えがちです。

 

手作り弁当の節約効果を考える際は、食材費だけでなく、調理にかかる手間も含めて無理なく続けられるかを考えることが大切です。また、費用は細かな金額まで厳密に求めようとせず、おおよその目安をつかんでおくとよいでしょう。

 


手作り弁当の費用を無理なく抑えるコツ


弁当代を無理なく抑えるには、弁当専用のおかずを毎回用意するよりも、普段の食事と食材を共通化するのが効果的です。

 

例えば、夕食で作った唐揚げを翌日の弁当用に取り分けたり、きんぴらやひじき煮を多めに作ったりすれば、食材を効率よく使えます。弁当のためだけに新たな食材を購入する機会が減るため、使い切れずに食品を余らせることも少なくなるでしょう。

 

前述のタイガー魔法瓶の調査でも、お弁当作りの時短方法として、冷凍食品の利用に加え、「前日の残り物を使う」「作り置きをする」といった工夫が挙げられています。

 

一方、節約を意識するあまり、毎朝多くの品数を一から手作りすると、負担が大きくなりかねません。前日の料理や作り置き、冷凍食品などを上手に取り入れ、費用と手間のバランスを取りながら続けることが大切です。

 


手作り弁当は購入する昼食との差額を確認して節約効果を判断しよう


手作り弁当が節約になるかは、普段の昼食代との差額で判断することが大切です。タイガー魔法瓶の調査では、手作り弁当の平均額は512.1円、お弁当を作らない人の昼食代は666.9円でした。そのため、食材費や光熱費を含めても500円台程度に収まれば、節約につながる可能性があります。

 

前日の夕食や作り置きも活用すれば、弁当代を抑えやすくなります。あわせて、1週間ほど実際にかかった費用を記録し、普段の昼食代と比べて節約効果を確かめてみましょう。

 


出典


タイガー魔法瓶株式会社 フードジャーとお弁当作りに関する意識調査

経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約

 

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー


情報提供元: ファイナンシャルフィールド
記事名:「 妻が節約のために毎日お弁当を作ってくれています。食材費やガス代まで考えると、本当に節約になっているのか気になります。手作り弁当は、1食いくらくらいなら節約になっていると言えるのでしょうか? 」