セキュリティーは高すぎる。DIFINES、100種類の激安セキュリティー構想で価格破壊に挑む
Dream News 2026年10月29日 10:00:00
DIFINESは2026年10月29日、「DFS1000 Project」の一環として、100種類の低価格セキュリティーサービスを段階的に展開する構想を明らかにした。
AIによる業務の自動化と、独自のブロックチェーン基盤「DFSChain」を活用した共通システムの整備によって、サービスの開発・運営コストを抑える。これまで費用面でセキュリティー対策の導入をためらっていた中小企業や個人事業主にも、利用しやすい価格でサービスを提供することを目指す。
今回の構想は、DIFINESが掲げる「激安の震源地 DFSChain(The Epicenter of Low Prices)」という事業方針を、セキュリティー分野へ広げる取り組みとなる。
■ セキュリティー対策が必要な企業ほど、費用が負担になる現実
企業活動のデジタル化が進み、Webサイトや電子メールだけでなく、クラウドサービス、オンライン決済、AIなど、日常業務で利用するシステムは増え続けている。
それに伴い、企業が対処すべきセキュリティー上のリスクも複雑になっている。
一方、十分な対策を講じるには費用と専門知識が必要だ。大企業であれば専任の担当者を配置し、複数のセキュリティー製品を導入できるが、小規模な事業者では同じような体制を整えることが難しい。
特に、従業員数人で運営する会社や個人事業主にとって、セキュリティー対策に毎月一定の予算を確保することは容易ではない。
必要性を理解していても、売上に直接つながる設備投資や広告宣伝費が優先され、対策が後回しになる場合もある。
こうした状況に対し、DIFINESは、セキュリティー対策の価格構造そのものに改善の余地があると考えている。
高度な機能を備えた総合的なセキュリティー製品が必要な企業がある一方で、特定のリスクに対する基本的な対策だけを求める利用者もいる。
すべての利用者が高額な総合サービスを契約する必要はないのではないか。
同社は、この視点から新たなサービス展開を検討している。
■ 100種類のサービスを構想。必要な機能を低価格で提供
DIFINESが今回明らかにしたのは、100種類のセキュリティーサービスを段階的に展開する構想だ。
対象には、中小企業や個人事業主、店舗、Webサイト運営者、開発者、一般のインターネット利用者などを想定している。
特徴は、必要な機能を選んで利用できる、小規模でシンプルなサービスを数多く提供するという考え方にある。
例えば、ある企業が必要としているのは、複雑なセキュリティー管理システムではなく、特定の設定に問題がないかを定期的に確認する機能だけかもしれない。
そうした用途に対して、必要以上の機能を持たせず、使いやすさと低価格を優先したサービスを提供する。
同社は、こうした小さな需要を積み重ねることで、従来のセキュリティー製品とは異なる利用者層の開拓を目指している。
なお、100種類のサービスは現時点で構想段階にあり、個別のサービス内容や技術的な仕組み、料金、提供開始時期は公表していない。
今後、開発状況に応じて順次発表する方針だ。
■ 「激安の震源地 DFSChain」が目指す価格構造
DIFINESは、DFSChainの事業方針として「激安の震源地」を掲げている。
単に競合製品より安い価格を設定するのではなく、AIや共通システムを活用してサービスの原価を下げることに重点を置く。
100種類のセキュリティーサービスを、それぞれ独立したシステムとして開発すれば、認証、決済、通知、顧客管理など、同じ機能を何度も構築することになる。
そこで同社は、複数のサービスに共通する機能をできる限り一つの基盤にまとめ、開発や保守にかかる費用を削減することを検討している。
AIについても、監視や分析、通知など、自動化に適した業務への活用を想定する。
ただし、セキュリティー分野では判断の誤りが重大な問題につながる可能性があるため、専門的な確認が必要な部分については人間による対応も組み合わせる考えだ。
低価格を実現するには、単純な値下げだけでは限界がある。
そのためDIFINESは、運営に必要な作業そのものを減らすことで、継続的に低価格で提供できる仕組みを目指す。
■ 1回の利益より、100万回使われるサービスへ
DIFINESの価格戦略には、DFSChain全体の成長方針も関係している。
同社は、一度の利用で大きな利益を得るよりも、多くの利用者に繰り返し使ってもらうことを重視している。
「安いから使われる。使われるから広がる。広がるから、さらに安くできる」
これは、同社がDFSChainのサービス展開で掲げる基本的な考え方だ。
セキュリティーサービスの場合、価格が高ければ導入を見送る利用者も、負担の小さい料金であれば継続利用を検討しやすくなる。
特定の企業から高額な契約を獲得するのではなく、これまで十分な対策を導入していなかった幅広い利用者にサービスを届ける。
DIFINESは、こうした利用者の拡大によって、低価格サービスを継続的に提供できる事業構造の構築を目指している。
もっとも、セキュリティーサービスには継続的な保守や品質管理が欠かせない。実際の価格設定については、開発費や運営費、安全性の検証などを踏まえて判断する方針だ。
■ 個人情報をできるだけ預からない設計も重視
低価格化と並び、DIFINESが重視しているのが、利用者から取得する個人情報をできるだけ少なくすることだ。
セキュリティー対策を提供するサービス自身が大量の個人情報を保有すれば、その情報を管理するための新たな負担やリスクが発生する。
同社では、DFSChainの共通アカウント基盤「MetaFace」の活用を進めており、今後のサービスでも登録手続きを簡素化し、必要な情報だけを扱う設計を検討している。
もちろん、サービスの性質や法令上の要件によって、一定の情報が必要になる場合はある。
それでも、利用者の氏名や住所などを一律に求めるのではなく、サービスごとに本当に必要な情報を見極めることが重要だという考えだ。
■ DFS1000 Projectの一環として段階的に展開
今回の100種類のセキュリティーサービス構想は、DIFINESが進める「DFS1000 Project」の一部として位置づけられる。
DFS1000 Projectは、DFSChain上で利用できるアプリケーションを増やし、さまざまな分野で日常的に使われる経済圏の構築を目指す取り組みだ。
ブロックチェーンの技術的な特徴だけを訴求するのではなく、実際に使えるサービスの数と利用機会を増やすことに重点を置いている。
今回のセキュリティー分野への展開も、その方針に沿ったものとなる。
100種類のサービスがすべて実用化されるかどうかは、今後の技術検証や事業性の評価によるものの、DIFINESは個々のサービスを段階的に具体化し、利用者の反応を確認しながら展開を進める考えだ。
■ セキュリティーを、特別な支出から日常的なサービスへ
セキュリティー対策は、問題が起きて初めて重要性を実感することも少なくない。
しかし、本来は被害が発生する前から、日常的に取り組むべきものだ。
そのためには、高度な技術だけでなく、導入のしやすさや価格も重要になる。
DIFINESが掲げる100種類の低価格セキュリティーサービス構想は、そうした導入障壁を下げるための試みといえる。
同社は今後、個々のサービスの技術的な実現可能性や運営コストを検証しながら、順次開発を進める方針だ。
「激安の震源地 DFSChain」。
DIFINESは、この方針のもと、セキュリティーを一部の企業だけが利用できる高額なサービスではなく、誰もが必要に応じて使える身近なサービスへと変えることを目指している。
関連する過去の記事
https://www.difines.org/blog/cybersecurity-price-revolution
関連情報
DIFINES公式サイト
https://www.difines.org/
DIFINES Blog
https://www.difines.org/blog
DFS Academy ※DFS Chainを学ぶ
https://www.difines.org/academy
DIFINES Labs(株式会社Web3Consulting)
https://www.difineslabs.com/
※DIFINES Labsは、株式会社Web3consultingが運営する、DFSChainの普及・導入支援を担う市場推進法人です。DIFINES財団と資本関係があり関係した法人になります。
配信元企業:株式会社Web3Consulting
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情報提供元: Dream News