韓国旅行でクレジットカード払い、年間数万円損してる?海外手数料の落とし穴
Dream News 2026年10月28日 09:00:00
カフェ、コスメショップ、コンビニ、服屋さん。現金をたくさん持ち歩く必要がなく、両替所を探す手間も省けるので、とても便利です。
ただし、見落としがちなのが「海外決済の手数料」です。
レジではいつもどおり決済でき、明細にも商品名と金額が並びます。だからこそ、余計なコストがかかっていても気づきにくいのです。
海外でクレジットカードを使うと、カード会社の海外事務手数料や為替レートの影響で、想定していた金額より多く支払っていることがあります。さらに、決済時に「日本円で払う」を選ぶと、割高なレートが適用されるケースもあります。
旅行中にこうした違いに気づくと、少し焦りますよね。
この記事では、韓国旅行でクレジットカード払いをした場合、実際にどれくらい金額に差が出るのかを具体的に見ていきます。次の旅行で慌てないためにも、「どの通貨で払うか」「何で決済するか」を出発前に整理しておきましょう。
海外クレジットカード決済で実際に発生するコスト
海外でクレジットカードを使うと、支払額には目に見えにくいコストが上乗せされます。
韓国でカード決済をすると、店頭ではウォンで支払います。
しかし、日本のクレジットカードを利用した場合、最終的には日本円に換算されて請求されます。
このとき、関係する主なコストは以下のとおりです。
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なかでも、まず確認しておきたいのが「海外事務手数料」です。
たとえば三井住友カードでは、外貨でのショッピング利用分は、VisaやMastercardなどの国際ブランドが指定する為替レートに、カード会社所定の海外事務処理手数料を加えたレートで日本円に換算されます。
三井住友カードのクレジットカードでは、Visa・Mastercardの海外事務処理手数料率は3.63%です。
3.63%と聞くと、それほど大きな金額ではないように感じるかもしれません。
しかし、韓国旅行中の支払いは少しずつ積み重なります。カフェ、コスメ、服、タクシー、レストランなど、さまざまな場面でカードを使っているうちに、合計5万円、10万円と増えていきます。ショッピングや美容目的の旅行なら、20万円を超えることもありますよね。
もうひとつ注意したいのが、決済端末に表示される「KRW/ウォン」と「JPY/日本円」の選択です。
店頭で選択を求められると、一瞬迷ってしまうこともあるでしょう。
「日本円のほうが金額を把握しやすそう」と考えて、ついJPYを選びたくなるかもしれません。しかし、基本的には現地通貨であるウォンを選ぶのが安全です。
日本円決済を選ぶと、店舗側が決めた為替レートで日本円に換算されるため、カード会社側で円換算する場合より割高になる可能性があります。三井住友カードも、決済通貨を選べる場合に日本円を指定すると、店舗が決めた為替レートで換算されるため割高になる可能性があると案内しています。
Mastercardも、加盟店やATM運営者側で通貨換算された場合、Mastercardの通貨換算レートは適用されないと説明しています。
レジで通貨を聞かれたら、次のように覚えておけばOKです。
韓国では、基本はウォンで払う。
このルールを覚えておくだけでも、余計なコストが発生するリスクを減らしやすくなります。
実例で見る損失額
韓国旅行中に10万円をカード決済すると、条件によっては数千円の差が生じることがあります。
手数料の説明だけでは、実際にどれくらい負担が増えるのか、イメージしにくいですよね。
「結局、いくら変わるの?」と気になる人も多いはずです。
ここでは、韓国旅行中のカード利用額を5万円・10万円・20万円に分けて比較します。
試算の前提は以下のとおりです。
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Travel Walletは、両替手数料が0%と案内しています。また、海外決済手数料も無料と記載されています。
まずは、1回の旅行でどれくらい差が出るのか見てみましょう。
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年3回韓国へ行き、1回あたり10万円を使う場合、海外事務手数料だけでも年間約1万円になります。
ショッピングや美容医療、推し活、ホテル代の一部までカードで支払うなら、1回あたり20万円を使うこともあるでしょう。
その場合、年間で2万~3万円前後の差が生じる可能性もあります。
もちろん、クレジットカードにはポイント還元というメリットもあります。
たとえば、1%還元のカードなら、10万円の利用で1,000円分のポイントが戻る計算です。この場合、海外事務手数料3,630円からポイント分を差し引くと、実質的な差は約2,600円になります。
3%相当の高還元カードなら、差はさらに縮まります。ただし、ポイントの価値は交換先や使い方によって異なります。マイルやホテルポイントの場合、1ポイントを1円として単純に計算できないこともあります。
つまり、クレジットカードが必ず損というわけではありません。
ただし、海外事務手数料やDCCの仕組みを知らずに使っていると、気づかないうちに数千円~数万円の差が生じることがあります。
特に避けたいのは、店頭で何となく「日本円」を選んでしまうことです。日本円で表示されると安心感がありますが、その分、コストが上乗せされている可能性もあります。
レジで迷ったら、ウォン。まずは、このルールを覚えておきましょう。
なぜクレカの手数料は見えにくいのか
クレジットカードの海外手数料が厄介なのは、利用明細を見ても分かりにくいことです。
旅行後にカード明細を確認すれば、店名と日本円での請求額は分かります。
しかし、「海外事務手数料がいくらかかったのか」「為替レートによってどれくらい差が出たのか」までは、すぐに把握しにくいのです。
ここが落とし穴です。
三井住友カードでは、明細に記載される換算レートは、海外事務処理手数料を加えた後のレートと説明されています。つまり、手数料が独立した項目として分かりやすく表示されるというよりも、換算レートの中に含まれる形です。
これでは、利用者が明細を見ただけでコストを判断するのは難しいでしょう。
「現地では安く買えたはずなのに、請求額を見ると思ったより高い」。そんな経験がある人もいるのではないでしょうか。
原因はひとつとは限りません。為替レートの影響かもしれませんし、海外事務手数料が関係している可能性もあります。日本円決済を選んだことが原因になっている場合もあります。
さらに、クレジットカードの換算日は、実際にカードを利用した日とずれることがあります。三井住友カードも、レート換算日はカード利用データが国際ブランドの決済センターに到着した日であり、実際の利用日とは異なると説明しています。
旅行中に、支払いのたびに「今回はどのレートで請求されるんだろう」と考えるのは、正直大変ですよね。
だからこそ、現地で迷わないためのルールを、あらかじめ決めておくことが大切です。
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すべてを完璧に理解する必要はありません。旅行中に必要なのは、複雑な金融知識よりも「迷ったときの判断基準」です。
手数料を抑えるための代替手段
クレジットカードを使うのをやめる必要はありません。大切なのは、用途に応じて使い分けることです。
韓国旅行では、クレジットカードが便利な場面もたくさんあります。ホテルのデポジット、航空券、オンライン予約、高額決済など、予備の決済手段としても心強い存在です。
そのため、「クレジットカードは損だから使わない」と考える必要はありません。
ただし、日常的な現地決済まですべてクレジットカードにすると、海外事務手数料や為替レートの影響を受けやすくなります。そこで検討したいのが、プリペイドカードや外貨管理アプリとの併用です。
たとえばTravel Walletは、アプリから韓国ウォン建てのプリペイド残高に両替し、Travel Payカードを使って現地で決済できるサービスです。公式サイトでは、両替手数料は0%、海外決済手数料も無料と案内されています。チャージ方法は、振込入金専用口座または連携した銀行口座から選べ、チャージ手数料は無料です。
旅行前に必要な分だけウォンに両替しておけば、現地で「今いくら使ったっけ?」と迷いにくくなります。残高を確認しやすく、使いすぎを把握しやすいのもメリットです。お金の管理を少しシンプルにできます。
もちろん、Travel Walletだけですべての支払いをまかなう必要はありません。
一部のVisa加盟店では使えない場合もありますし、現金が必要な場面もゼロではありません。
現実的なのは、次のように使い分ける方法です。
支払いシーン
・カフェ、コンビニ、コスメ、服、雑貨→Travel Walletなど外貨系サービス
・ホテル、航空券、高額決済、保証用→クレジットカード
・屋台、小規模店、念のための予備→少額の現金
・レジで通貨を聞かれたとき→基本はウォンを選ぶ
旅行中、支払いのたびに「どの方法が一番お得なのか」と考えるのは面倒です。だからこそ、出発前に決済手段の役割分担を決めておきましょう。
日常的な決済はTravel Wallet、高額決済や保証が必要な場面ではクレジットカード、現金は少額だけ用意する。
こうした使い分けをしておけば、現地での支払いがよりスムーズになります。
まとめ
韓国旅行でクレジットカードを使うのは便利です。
しかし、海外事務手数料や為替レート、DCCの仕組みを知らずに利用すると、想定していたよりもコストがかかることがあります。
特に気をつけたいのが、決済時に「日本円」を選ぶことです。レジでJPYとKRWが表示されたら、基本はKRW、つまりウォンを選びましょう。まずは、このルールを覚えておくことが大切です。
韓国旅行で10万円をカード決済した場合、海外事務手数料だけで約3,600円になります。
日本円決済で不利なレートが適用されれば、差額がさらに広がる可能性もあります。年に何度も韓国へ行く人や、ショッピング・美容医療などで利用額が大きい人ほど、見過ごせない金額です。
とはいえ、クレジットカードを完全に使わなくする必要はありません。
用途
・ホテル・高額決済→クレジットカード
・普段の現地決済→Travel Walletなどの外貨系サービス
・屋台・小規模店→少額現金
支払いのたびに悩まない。レジで焦らない。帰国後に明細を見て、モヤッとしない。
韓国旅行を気持ちよく楽しむためにも、出発前に「何で払うか」まで決めておきましょう。
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情報提供元: Dream News