MetaFace、「ロマンス詐欺完全ゼロ」を目標に個人間送金前の「Safety Check」開発を加速
Dream News 2026年09月18日 09:30:00
DIFINESは、DFS Chainの共通ウォレット「MetaFace」において、個人間送金時の詐欺被害防止を目的とした新たなセキュリティ機能「Safety Check」の開発を急ぐ方針を2026年9月17日に決定しました。
MetaFaceは「ロマンス詐欺完全ゼロ」を目標に掲げ、利用者が暗号資産を個人のウォレットへ送る直前に、詐欺の可能性へ気付ける仕組みの構築を進めます。
■ 送金直前に詐欺の兆候を確認
ロマンス詐欺や投資詐欺では、詐欺を行う人物がSNSやマッチングサービスなどを通じて利用者との信頼関係を作り、暗号資産の送金へ誘導する場合があります。
最終的な送金操作は利用者自身が行うため、システム上は本人による正常な取引として処理されます。
秘密鍵が盗まれたわけでも、ウォレットがハッキングされたわけでもないことから、悪意あるプログラムや不正アクセスを検知する従来型のセキュリティだけでは、被害を防ぐことが難しい場合があります。
MetaFaceは、利用者が送金を確定する直前にも、ウォレットができることがあると考えています。
Safety Checkでは、個人のウォレットへ暗号資産を送る際に、確認事項や警告を表示する予定です。
確認項目として、次のような内容を検討しています。
・この相手を実際に知っているか
・相手と現実に会ったことがあるか
・SNSやマッチングサービスで知り合った相手ではないか
・「必ず儲かる」などの利益保証を受けていないか
・急いで送金するよう求められていないか
・出金のために追加送金を要求されていないか
・知らない第三者のウォレットへ送るよう指示されていないか
・送金について秘密にするよう求められていないか
目的は、送金を確定する前に利用者へもう一度考えてもらうことです。
送金直前の数秒間が、大切な資産を守るきっかけになる可能性があります。
■ 初めて送る相手には、より慎重な確認
MetaFaceでは、これまで一度も送金したことがない相手への個人間送金について、通常より分かりやすい注意を表示する仕組みを検討します。
検討している機能は次のとおりです。
・初回送金であることの明示
・送金先アドレスの再確認
・相手との関係に関する確認
・高額送金時の追加警告
・短時間に繰り返される送金への注意
・利用者が落ち着いて判断するための確認時間
・過去に報告されたリスク情報の表示
将来的には、既知の詐欺や不正行為に関連するウォレットアドレスなどの情報も活用し、送金先にリスクが確認された場合には、通常より強い警告を表示する仕組みも検討します。
ただし、リスク情報が登録されていないことは、送金先の安全性を保証するものではありません。
新しく作成されたウォレットや、まだ被害報告のないウォレットが詐欺に使われる可能性もあるためです。
■ Verified DAppと個人間送金を区別
すべての送金や決済で警告を繰り返し表示すると、ウォレットの利便性が低下します。
そのためMetaFaceでは、DFSChain上の認証済みサービスへの支払いと、個人のウォレットへの直接送金を区別します。
DIFINESまたはDFSChainが認証したVerified DAppで商品やサービスの代金を支払う場合は、認証済みサービスへの通常決済として扱い、個人間送金を対象としたSafety Checkは原則として表示しません。
一方、利用者が個人のウォレットへ直接暗号資産を送る場合には、送金確定前にSafety Checkを表示します。
認証されていないDAppについては、接続先や取引内容に応じて、必要なセキュリティ確認や警告を表示する方針です。
これにより、DFSChain上のアプリを日常的に利用する際の使いやすさを維持しながら、個人間送金の安全性を高めます。
■ 「送金を禁止する」ための機能ではない
Safety Checkは、利用者の資産を中央で管理したり、ウォレットが利用者に代わってすべての送金を判断したりすることを目的とした機能ではありません。
危険の可能性を知らせる。
詐欺で使われる典型的な言葉や状況を確認してもらう。
送金前に、もう一度考えてもらう。
そのうえで、原則として最後は利用者自身が判断します。
MetaFaceは、「送る自由」と「危険に気付くための安全性」を両立させることを基本方針とします。
ただし、既知の詐欺アドレス、法令上の制限、不正利用、司法機関からの正式な要請などが確認された場合の対応は、今後、利用規約や法令に基づいて別途設計します。
■ MetaMaskの新たな取り組みを参考に開発
今回の方針決定は、MetaMaskが2026年9月14日に公開した、投資詐欺やロマンス詐欺の兆候を送金前に確認する新たなセキュリティ機能を受けたものです。
MetaMaskによると、この機能はMetaMask Mobile v8.11以上およびExtension v13.48以上で、すべてのEVMネットワークを対象として提供されています。
MetaFaceはMetaMaskの取り組みを参考に、DFSChain上の個人間送金に適したSafety Checkの開発と提供を急ぎます。
なお、MetaFaceとMetaMaskは別のウォレットであり、本発表は両者の提携を意味するものではありません。
■ ウォレットの役割を「保管」から「被害防止」へ
ウォレットは、暗号資産を保管し、送受信するだけのものではありません。
利用者が送金直前に立ち止まり、「この送金は本当に大丈夫なのか」と自分自身で確認できる仕組みも、これからのウォレットには必要です。
MetaFaceが目指すSafety Checkは、単に警告画面を表示するだけの機能ではありません。
利用者が詐欺の特徴を学び、今後同じような状況に遭遇したときにも、自分で危険を判断できるようにすることを目指します。
■ ロマンス詐欺完全ゼロへ
DFSChainでは、さまざまなアプリやサービスを通じて、一般の利用者にもブロックチェーンを日常的に利用してもらうことを目指しています。
利用者が増えるほど、安全性の重要性も高まります。
詐欺が起きてから対応するのではなく、送金する前に気付く。
送る直前の数秒で、守れる資産がある。
MetaFaceはDFSChain経済圏の入口として、「ロマンス詐欺完全ゼロ」を目標に、より安全で、より分かりやすく、より使いやすいウォレットの開発を進めます。
■ 注意事項
「ロマンス詐欺完全ゼロ」はMetaFaceが目指す目標であり、すべての詐欺被害を完全に防止できることを保証するものではありません。
Safety Checkの名称、対象取引、表示条件、質問内容、警告方法および提供時期は現在検討中であり、正式公開までに変更される場合があります。
Safety Checkが表示されなかった場合でも、送金先や取引の安全性が保証されるものではありません。
暗号資産を送金する前に、相手の身元、送金理由、送金先アドレスおよび取引内容を利用者自身で確認してください。
■ 参考
MetaMask
「MetaMask now prevents romance and investment scams before they happen」
2026年9月14日公開
■ 詳細記事
MetaFace、「ロマンス詐欺完全ゼロ」を目指す――個人間送金前に確認する「Safety Check」の開発を急ぐ
https://www.difines.org/blog/metaface-safety-check
関連情報
DIFINES公式サイト
https://www.difines.org/MetaFaceウォレットガイド
https://www.difines.org/academy/guide/metaface
DFS Chainスキャン
https://www.dfsscan.com/DIFINES Labs公式サイト
https://www.difineslabs.com/
※DIFINES Labsは、株式会社Web3consultingが運営する、DFSChainの普及・導入支援を担う市場推進法人です。DIFINES財団と資本関係があり関係した法人になります。
配信元企業:株式会社Web3Consulting
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情報提供元: Dream News