DFSChain、イーサリアムで検討が進むステーブルコインによるガス代支払いをテストネット上で先行実現
Dream News 2026年09月11日 10:00:00
2026年9月11日、DIFINESは、DFS Chainのネイティブコイン「DFS」を保有していない利用者でも、対応するステーブルコインでガス代を支払える機能の開発を完了しました。
本機能は現在、DFS Chainのテストネット上で稼働しており、近日中にメインネットへデプロイする予定です。
さらに、各プロジェクトが発行するクレジットトークンでガス代を支払える機能についても開発を進めており、近日中の完成を予定しています。
■ ネイティブコインとは
ネイティブコインとは、それぞれのブロックチェーンに最初から組み込まれている、そのチェーン固有の基軸となるコインです。
代表的な例として、次のものがあります。
・BitcoinにおけるBTC
・EthereumにおけるETH
・DFS ChainにおけるDFS
ネイティブコインは、資産として送受信されるだけでなく、そのブロックチェーン上でトランザクションを実行する際のガス代の支払いにも使用されます。
ガス代とは、送金、トークンの交換、サービスの利用、スマートコントラクトの実行など、ブロックチェーン上で処理を行うために必要な手数料です。
従来の多くのブロックチェーンでは、利用者がサービスで使用するステーブルコインやトークンを持っていても、ガス代を支払うために、そのチェーンのネイティブコインを別途準備しなければなりません。
例えば、Ethereum上でUSDCを送金する場合、送金するUSDCとは別に、ガス代を支払うためのETHが必要になります。
DFSChainでも、これまでは原則として、トランザクションを実行するためのガス代をネイティブコインのDFSで支払う仕組みでした。
今回の開発は、このネイティブコインを事前に用意しなければならないという障壁を減らすものです。
■ ネイティブコインDFSがなくてもガス代を支払える
DFS Chainが今回開発した機能では、利用者は対応するステーブルコインでガス代を支払えます。
そのため、ネイティブコインのDFSを持っていない利用者でも、対応するステーブルコインを使用して、対象となるトランザクションを実行できるようになります。
利用者がDFSを取引所などで購入し、ウォレットへ送金してからサービスを利用するという事前準備を減らせます。
■ DFSとステーブルコインの2種類に対応
DFSChainでは、次の2種類の方法でガス代を支払えるようになります。
1.対応するステーブルコインによる支払い
2.ネイティブコインDFSによる支払い
ステーブルコインによる支払いを選択した場合、DFSを事前に取得する必要はありません。
一方、DFSを保有している利用者は、従来どおりDFSでガス代を支払うことができます。
今回の開発はDFSを廃止または置き換えるものではなく、利用者が選択できるガス代の支払い方法を増やすものです。
■ DFSScanで支払い方法を確認可能
テストネット上で実行されたトランザクションは、DFSChainのブロックチェーンエクスプローラー「DFSScan」で確認できます。
公開したテスト画面では、ステーブルコインでガス代を支払ったトランザクションに「0.02 USD」または「0.01 USD」と表示されています。
一方、ネイティブコインDFSでガス代を支払ったトランザクションには「0.030549 DFS」と表示されています。
DFSScan上では、次の違いを確認できます。
・USD表示:対応するステーブルコインによるガス代支払い
・DFS表示:ネイティブコインDFSによるガス代支払い
どちらの方法で支払った場合も、DFSChain上にトランザクションが記録され、エクスプローラーから確認できます。
■ イーサリアムでも同じ課題の解決が進む
Ethereumでは通常、トランザクションに必要なガス代をネイティブコインのETHで支払います。
そのため、利用者がUSDCなどのステーブルコインだけを保有している場合でも、送金やサービス利用のために別途ETHを準備しなければならないことがあります。
2026年9月6日に公表された情報によると、Ethereum共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏は、USDCなどのステーブルコインで実質的にガス代を支払えるようにするEthereum改善提案「EIP-8141(Frame Transaction)」について、過去数カ月で重要な進展があったことを明らかにしたと報じられています。
同提案は、2027年に予定されるEthereumの大型アップグレードでの導入が見込まれています。
ただし、EIP-8141の正式採用や実際の導入時期は、今後の技術審議や開発状況によって変更される可能性があります。
■ Ethereumが2027年を目指す機能をDFSChainはテストネット上で実現
Ethereumでステーブルコインによるガス代支払いの実現に向けた開発が進められる一方、DFSChainでは、対応するステーブルコインでガス代を支払う機能の開発を完了しました。
現在はテストネット上で実際にトランザクションを発生させ、DFSScanから確認できる段階です。
ただし、DFSChainの仕組みとEIP-8141の技術仕様が同一であるという意味ではありません。
両者に共通しているのは、ガス代のためだけにネイティブコインを用意しなければならないという、利用者側の課題を解決しようとしている点です。
Ethereumが2027年の大型アップグレードに向けて同様の利用体験を検討するなか、DFSChainは、この課題に対する独自の仕組みをテストネット上で先行して実現しました。
■ 次はクレジットトークンによるガス代支払い
DFSChainは、ステーブルコインによるガス代支払いに続き、各プロジェクトが発行するクレジットトークンでガス代を支払える機能を開発しています。
この機能についても、近日中に開発を完了する予定です。
クレジットトークンによる支払いが実現すると、DFSChain上の各サービスは、それぞれのサービス内で使用するクレジットトークンを、ガス代の支払いにも利用できるようになります。
利用者は、ガス代のためだけにDFSや別の暗号資産を用意する必要がなくなり、サービス料金とガス代を同じクレジットトークンで支払えるようになります。
ただし、対応するクレジットトークン、導入するサービスおよび利用条件は、正式な提供開始時に案内します。
■ 3種類のガス代支払いを計画
DFSChainでは、最終的に次の3種類のガス代支払い方法を提供する計画です。
1.ネイティブコインDFSによる支払い
2.対応するステーブルコインによる支払い
3.各プロジェクトが発行するクレジットトークンによる支払い
ネイティブコインを持っている利用者はDFSで支払う。
DFSを持っていない利用者は、対応するステーブルコインで支払う。
さらに、DFSChain上のサービスを利用する人は、そのサービスのクレジットトークンでガス代を支払う。
利用者がブロックチェーン側の仕組みに合わせるのではなく、ブロックチェーン側が利用者の支払い方法に対応する設計を目指します。
■ メインネットへのデプロイを予定
ステーブルコインによるガス代支払い機能は、2026年9月10日現在、DFSChainのテストネット上で稼働しています。
今後、最終的な動作確認と調整を行い、近日中にDFSChainのメインネットへデプロイする予定です。
メインネットへのデプロイ後は、対応するサービスにおいて、DFSを事前に保有していない利用者でも、対応するステーブルコインでガス代を支払えるようになります。
クレジットトークンによるガス代支払い機能についても、開発完了後にテストを行い、順次導入する予定です。
■ ブロックチェーンを意識せずに使える環境へ
一般の利用者にとって重要なのは、ネイティブコインやガス代の仕組みを理解することではなく、目的のサービスを簡単に利用できることです。
ガス代を支払うためだけにネイティブコインを購入しなければならない仕組みは、Web3が一般社会へ普及するうえで大きな障壁になります。
DFSChainは、DFSによる従来のガス代支払いを維持しながら、ステーブルコインとクレジットトークンによる支払い方法を追加します。
DFSでも支払える。
ステーブルコインでも支払える。
各サービスのクレジットトークンでも支払える。
DFSChainは、ブロックチェーンを意識しなくても利用できる環境の実現に向けて、ガス代の支払い方法を拡張していきます。
関連する過去の記事
https://www.difines.org/blog/gasfeepayments-using-credits-credittokens
関連情報
DIFINES公式サイト
https://www.difines.org/
DIFINES Labsについて公式サイト
https://www.difineslabs.com/
※DIFINES Labsは、株式会社Web3consultingが運営する、DFSChainの普及・導入支援を担う市場推進法人です。DIFINES財団と資本関係があり関係した法人になります。
注意事項
本記事で紹介しているステーブルコインによるガス代支払い機能は、2026年9月11日現在、テストネット上で稼働しています。
メインネットへのデプロイ時期、対応するステーブルコイン、対応するクレジットトークン、利用条件、手数料および表示方法は、正式公開までに変更される場合があります。
本記事に記載したEthereumの将来計画は、2026年9月時点で公表または報道されている情報に基づくものであり、EIP-8141の正式採用または2027年の導入を保証するものではありません。
配信元企業:株式会社Web3Consulting
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情報提供元: Dream News