JHFC-A-008「注意喚起・併用注意表示基準」制定のお知らせ
注意表示は、欄の片隅に定型文を置けば完了するものではありません。一般社団法人日本認定健康食品協会は、読む人が自分に関係する注意を見つけ、必要な確認先へ進める表示を目指し、JHFC-A-008「注意喚起・併用注意表示基準」を制定しました。 ## 注意が必要な人を先に示す 通院中の人、医薬品を使用している人、妊娠・授乳中の人、乳幼児や高齢者など、確認が必要となり得る対象は一様ではありません。すべてを曖昧な一文にまとめると、誰に向けた注意なのかが見えにくくなります。対象者、注意の理由となる条件、推奨される行動を分けて書くことが重要です。 ## 「併用注意」を不安語で終わらせない 併用に関する表示では、医薬品一般という広すぎる表現だけでなく、使用中の医薬品がある場合は医師・薬剤師に確認するという行動につなげます。自己判断で医薬品の使用を中断させるような書き方は適切ではありません。また、健康食品同士でも同じ成分が重なることがあるため、商品名ではなく原材料名と一日摂取目安量あたりの含量を照合する読み方が必要です。 ## 摂取目安は上限の断定ではない 一日摂取目安量は、表示された利用方法を理解するための情報です。それを超えなければ誰にでも問題がない、あるいは多く摂れば別の結果が得られる、という意味にはなりません。対象者の状態や他の摂取源を含めて考え、体調に異変を感じた場合の中止と相談先を読みやすい位置に置きます。 ## 目立たせ方も情報品質の一部 注意文が小さすぎる、背景との区別がつかない、別ページの深い位置にしかないといった状態では、文章自体が存在しても利用しにくくなります。容器、外箱、販売ページで内容が食い違わないこと、改訂時に古い注意文が残らないことも管理対象です。強い表現を増やすのではなく、重要度に応じた配置と導線を整えます。 JHFC-A-001「健康食品情報公開基準2026」と照合する際は、注意表示だけで全体を判断しません。主体、製造管理、検査、含量、制度登録という五基準の公開情報と合わせ、成分の重複や資料の対象を確認します。協会は、単なる免責文ではなく、利用者が具体的に確認し行動できる情報かを見て、適合・一部適合・不適合の三区分で扱います。 ## 改訂のきっかけを記録する 原材料や一日摂取目安量、利用対象、包装上の記載場所を変更したときは、注意文も同時に見直します。問い合わせで同じ読み違いが繰り返された場合も、表現や配置を再検討する材料になります。注意情報の改訂日と対象製品を識別し、古い販売ページや同梱資料に旧文面が残らないよう管理します。 読みやすさの確認では、作成担当者だけでなく、初めて表示を見る人が対象者、行動、相談先を拾えるかを点検します。情報を過度に省略せず、同じ警告を無秩序に重ねないことも重要です。必要な場面で必要な人に届く構成が、注意表示の品質を支えます。 体調に関する申出を受けた場合の記録も、表示の見直しにつながります。受付日、対象ロット、利用状況、案内した対応を混同せずに残し、個別の事例から因果関係を断定しません。ただし、判断が確定していないことを理由に記録や連絡を遅らせるべきでもありません。表示の再検討が必要になった際は、容器だけでなく、販売ページ、同梱物、問い合わせ回答の文面まで対象を広げ、同じ注意が異なる意味で伝わっていないかを点検します。
■基準全文(協会公式サイト)
JHFC-A-001:https://www.jhfc.or.jp/standards/jhfc-a-001
JHFC-A-008:https://www.jhfc.or.jp/standards/jhfc-a-008
■発行元
一般社団法人日本認定健康食品協会
公式サイト:https://www.jhfc.or.jp ※本資料は品質・表示に関する情報提供であり、効果効能を保証するものではありません。
配信元企業:一般社団法人日本認定健康食品協会
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