【パソコンが苦手な人に繰り返し見られる「5つの困りごと」】
株式会社デアルカ(本社:広島県広島市、代表取締役:森分 然)が運営する「苦手な方専門 パソコン教室パレハ」は、長年にわたり、パソコンに苦手意識を持つ方を中心にレッスンを行ってきました。教室では、「パソコンが苦手です」「パソコンが全然分かりません」というご相談をいただくことがあります。

しかし、実際にお話を聞いていくと、「パソコンが苦手」という言葉が指している内容は一つではありません。文字入力やWord、Excelの操作で困っている方もいれば、ファイルの保存場所、突然表示された画面、パスワード、スマートフォンとのデータのやり取りなどで困っている方もいます。

そこで今回は、長年の指導の中で繰り返し寄せられてきた相談や、レッスン中につまずきやすい場面から、代表的な「5つの困りごと」を整理しました。なお、今回紹介する5項目は、アンケート調査や相談件数を集計したランキングではありません。パソコン教室パレハでの長年の指導経験をもとに、繰り返し見られる代表的な内容を整理したものです。

【困りごと(1) 保存したファイルがどこにあるか分からない】
代表的な困りごとの一つが、「作ったファイルがどこにあるのか分からない」というものです。
WordやExcelで文書を作ることはできても、後日その続きをしようとしたときに、
「昨日作ったファイルが見つからない」
「保存したはずなのに、どこに入ったのか分からない」
と困ってしまうことがあります。
このとき、「保存できていなかった」「消してしまった」と思われることもありますが、実際にはファイルそのものがなくなったのではなく、保存した場所が分からなくなっているケースがあります。

パソコンには、デスクトップ、ドキュメント、ダウンロードなど複数の保存場所があります。さらに現在は、パソコン本体だけでなく、OneDriveなどのクラウド上にファイルを保存する機会もあります。そのため、「保存する」という一つの操作でも、
「何という名前で保存したのか」
「どこに保存したのか」
「パソコン本体にあるのか、クラウド上にあるのか」
が分からなければ、後から目的のファイルを見つけることが難しくなります。

パソコンに慣れている人にとっては当たり前に感じる「保存場所」という考え方そのものが、苦手な方には分かりにくいこともあります。そのため私たちは、保存ボタンを押す方法だけではなく、
「今、このファイルはどこにあるのか」
「次に使うときは、どこから開けばよいのか」
まで一緒に確認することを大切にしています。
「保存できる」だけではなく、必要になったときに自分で見つけて、もう一度開くことができる。そこまで含めて理解することで、ファイルを扱う操作が実際の生活や仕事の中でも使いやすくなっていきます。

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【困りごと(2) いつもと違う画面が出ると、どうすればよいか分からない】
パソコンが苦手な方から繰り返し聞く困りごとの一つに、「いつもと違う画面が出てきたら、どうすればよいか分からない」というものがあります。普段と同じ手順で操作しているときは問題なく使えていても、突然見慣れない画面やメッセージが表示されると、
「何か変なところを押してしまった」
「壊してしまったかもしれない」
「どこを押せば元に戻るのか分からない」
と不安になり、そこで操作が止まってしまうことがあります。

例えば、
「いつもと違うウィンドウが開いた」
「突然メッセージが表示された」
「画面の大きさや表示が変わった」
「いつもあったボタンが見当たらない」
「知らない画面に切り替わった」
といった、普段と少し違う状況です。パソコンに慣れている人であれば、画面を見ながら、
「これは閉じればよさそう」
「一つ前の画面に戻ればよさそう」
「このメッセージは内容を確認してから判断しよう」
と考えることができます。

一方、パソコンが苦手な方の場合、「いつもの手順」から外れた瞬間に、次に何をすればよいのか分からなくなることがあります。これは、操作方法をまったく覚えていないというよりも、「想定していなかったことが起きたときに、どう考えればよいのか分からない」という状態です。

そのため私たちは、決められた手順だけを覚えるのではなく、
「今、何の画面が開いているのか」
「どこを見ると状況が分かるのか」
「分からないときは、いったん操作を止めて何を確認すればよいのか」
といったことも一緒に確認することを大切にしています。

パソコンを使っていれば、いつもと違う画面が表示されることはあります。ソフトウェアの更新によって表示が変わることもあれば、普段使わない機能を偶然開いてしまうこともあります。そのたびに「いつもと違うからできない」となってしまうと、覚えなければならない手順は増え続けてしまいます。

大切なのは、すべての画面を覚えておくことではありません。分からない画面が出てきたときに、すぐに操作を続けるのではなく、まず画面を確認する。必要であれば調べたり、誰かに聞いたりする。そして、元の操作に戻る方法を少しずつ経験していく。こうした経験が増えていくことで、「いつもと違う画面が出たら何もできない」から、「いつもと違うけれど、まずは何が起きているのか確認してみよう」へと少しずつ変わっていきます。

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【困りごと(3) パスワードを求められたけれど、何のパスワードなのか分からない】
パソコンが苦手な方から繰り返し聞く困りごとの中には、「パスワードを入力してくださいと出たけれど、何のパスワードを入れればよいのか分からない」というものもあります。

現在、パソコンを使っていると、さまざまな場面でIDやパスワードなどの入力を求められます。
例えば、
「Microsoftアカウントのパスワード」
「Googleアカウントのパスワード」
「メールのパスワード」
「利用しているWebサービスのパスワード」
などです。

さらに、パソコンを起動するときに入力するPINなどもあるため、パソコンが苦手な方にとっては、
「いつもパソコンを開くときに使っている番号を入れればよいのかな」
「これはパソコンのパスワードなのかな」
「Googleのパスワードとメールのパスワードは同じなのかな」
と混乱してしまうことがあります。パソコンに慣れている人であれば、表示されている画面やサービス名などを見ながら、「これはMicrosoftアカウントへのサインインだな」「これはGoogleのサービスを利用するための画面だな」と判断することができます。

しかし、パソコンが苦手な方にとっては、画面に突然「サインインしてください」「パスワードを入力してください」と表示されても、何の情報を求められているのか判断すること自体が難しい場合があります。以前は「パソコンの使い方を覚える」というと、文字入力やファイル操作、WordやExcelなどの操作を覚えることが中心でした。現在は、それだけではありません。

さまざまなサービスを利用するためにアカウントを作成し、そのアカウントでサインインして利用する場面が増えています。そのため、
「今、どのサービスを使おうとしているのか」
「どのアカウントで利用しているのか」
「何のパスワードや認証情報を求められているのか」
を確認することも、パソコンを使ううえで大切になっています。私たちは、こうした画面が表示されたときに、「とりあえず思いつくパスワードを入力する」のではなく、まず何の画面なのかを確認することが大切だと考えています。

何のサービスの画面なのか。どのアカウントへのサインインを求められているのか。本当に自分が利用しようとしているサービスから表示されたものなのか。特にパスワードや個人情報に関わる画面では、よく分からないまま入力を続けないことも重要です。分からなければ、いったん手を止める。画面に書かれている内容を確認する。自分で判断できなければ、詳しい人に確認する。

こうした判断も、現在のパソコン利用では大切な操作の一つです。「パスワードが分からない」という相談は、単にパスワードを忘れてしまったという問題だけではありません。複数のアカウントやサービスを利用することが当たり前になったことで、「今、何の認証を求められているのか分からない」という新しい種類のつまずきも生まれています。

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【困りごと(4) スマートフォンにある写真やデータをパソコンで使いたいけれど、方法が分からない】
パソコンが苦手な方からは、「スマートフォンで撮った写真をパソコンに入れたい」「スマートフォンに届いたデータをパソコンで使いたい」といったご相談もあります。

スマートフォンが生活の中で当たり前に使われるようになったことで、現在は「パソコンだけで作業が完結する」とは限りません。例えば、
「スマートフォンで撮影した写真をWordに入れたい」
「スマートフォンで受け取った写真をパソコンに保存したい」
「パソコンで作った資料をスマートフォンでも確認したい」
といったように、スマートフォンとパソコンの間でデータをやり取りする場面があります。

ところが、パソコンが苦手な方にとっては、この「スマートフォンの中にあるものをパソコンで使う」ということ自体が分かりにくい場合があります。
「スマートフォンとパソコンをケーブルでつなげばよいのか」
「メールで自分宛てに送ればよいのか」
「GoogleドライブやOneDriveを使えばよいのか」
「そもそも写真はどこに保存されているのか」
など、やりたいことは一つでも、その方法が複数あるからです。さらに現在は、クラウドサービスを利用する機会も増えています。

スマートフォンで見えている写真やファイルが、必ずしもその端末の中だけに保存されているとは限りません。
そのため、
「この写真は今どこにあるのか」
「スマートフォンの中にあるのか、クラウドにあるのか」
「どうすればパソコンから開けるのか」
というところから分からなくなってしまうことがあります。パソコンに慣れている人であれば、状況に応じてケーブル、メール、クラウドなどの方法を使い分けることができます。

しかし、苦手な方にとっては、「方法がたくさんあること」そのものが、かえって難しさにつながる場合があります。そのため私たちは、すべての方法を覚えることよりも、その方が普段使っている環境に合わせて、まず一つの方法でできるようになることを大切にしています。例えば、普段利用しているクラウドサービスがあるのであれば、その方法を使う。メールを使った方法が分かりやすければ、まずはその方法でできるようになる。毎回同じ方法で操作することで、「スマートフォンの写真をパソコンで使うときは、この方法」という自分なりの手順が少しずつできていきます。

現在の「パソコンが苦手」という悩みは、パソコン本体の操作だけを覚えれば解決するとは限りません。スマートフォン、パソコン、クラウド、メールなど、複数の機器やサービスがつながるようになったことで、「それぞれは使えるけれど、それらをどうやってつなげればよいのか分からない」という困りごとも生まれています。パソコンの使い方を学ぶということ自体が、以前よりも広い範囲を指すようになっていると、私たちは日々の指導を通して感じています。

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【困りごと(5) WordやExcelで「やりたいこと」をどう操作すればよいか分からない】
最後に挙げたいのが、「WordやExcelは使ったことがあるけれど、やりたいことをどう操作すればよいのか分からない」という困りごとです。
例えば、
「Excelで表を作りたいけれど、どの機能を使えばよいのか分からない」
「印刷したら思っていたような形にならない」
「Wordで案内文を作りたいけれど、文字や写真をどう配置すればよいのか分からない」
といったご相談があります。

一つひとつの機能については、以前に習ったことがある場合もあります。しかし、実際の仕事や生活では、「この機能を使ってください」と問題が出されるわけではありません。
「このような表を作りたい」
「この書類を1枚に収めて印刷したい」
「この写真を使って案内文を作りたい」
というように、まず「やりたいこと」があり、そのために必要な機能を自分で選ぶ必要があります。

ここが、パソコンを学ぶときにつまずきやすいポイントの一つです。例えばExcelでSUM関数を習ったことがあっても、実際の表を見たときに、「ここでSUM関数を使えばよい」と結びつかなければ、仕事の中で使うことは難しくなります。Wordでも同様です。文字の大きさを変える方法や画像を挿入する方法を一つずつ知っていても、それらを組み合わせて自分が作りたい文書を完成させるとなると、別の難しさがあります。

そのため私たちは、機能の名前や操作手順を覚えるだけではなく、「何をしたいのか」「そのためには、どの機能を使えばよいのか」を一緒に考えながら操作することを大切にしています。

【5つの困りごとから見えてくる「パソコンが苦手」の現在】
今回紹介したのは、
「保存したファイルがどこにあるか分からない」
「いつもと違う画面が出ると、どうすればよいか分からない」
「何のパスワードを求められているのか分からない」
「スマートフォンにある写真やデータをパソコンで使う方法が分からない」
「WordやExcelで、やりたいことをどう操作すればよいか分からない」
という5つの困りごとです。

これらを見ていくと、現在の「パソコンが苦手」という悩みは、単純に文字入力やWord、Excelの操作方法を知らないということだけではないことが分かります。
・ファイルの保存場所を理解する。
・見慣れない画面が出たときに状況を確認する。
・複数のアカウントやパスワードを整理する。
・スマートフォンとパソコンの間でデータをやり取りする。
そして、自分がやりたいことに合わせて必要な機能を選ぶ。パソコンやインターネットを取り巻く環境が広がったことで、必要になる知識や判断も以前より多岐にわたるようになっています。

だからこそ、「パソコンが苦手だから、WordやExcelを最初から全部勉強しなければならない」と考える必要はないと私たちは考えています。まずは、自分がどの場面で困っているのかを具体的にする。そして、その困りごとを一つずつ解決していく。「パソコンが苦手」という大きな悩みも、具体的な「分からない」に分けて考えることで、取り組みやすくなることがあります。

【苦手な方専門 パソコン教室パレハ】
株式会社デアルカが運営する「苦手な方専門 パソコン教室パレハ」は、パソコンが苦手な方を対象としたパソコン教室です。難しい専門用語をできるだけ使わず、分からないことは何度でも質問できる環境を大切にし、一人ひとりのペースに合わせて、実際に操作しながら少しずつパソコンに慣れていくレッスンを提供しています。

苦手な方専門 パソコン教室パレハ
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株式会社デアルカ
代表者:代表取締役 森分 然
事業内容:パソコン教室運営事業 等
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情報提供元: Dream News
記事名:「 パソコンが苦手な人は何につまずく? 長年の指導で繰り返し寄せられる「5つの困りごと」