NAD+原料のトレーサビリティは、供給会社の名前を示すだけでは成立しません。どの原料ロットが、いつ受け入れられ、どの保管区画を経て、どの完成品ロットに使われたか。さらに、その間に参照した規格書や試験成績書がどの版であったかまで遡れる必要があります。鶴松医薬株式会社では、この時間の流れを切れ目なく記録することを重視します。 ## 出発点は原料の呼称ではなく識別番号 同じNAD+という名称で複数回納入されても、各納入品は別の原料ロットです。受入時には、発注情報、納品情報、容器表示、供給者の試験資料を照合し、社内で追跡できる識別を付します。略称や商品名だけに頼ると、仕様変更や供給者資料の更新があった際に旧品との境界が見えにくくなります。 原料の由来に関する情報は、確認できた範囲を階層化して保持します。直接の供給者、製造者、製造場所が同一とは限らないため、それぞれを別欄で扱い、資料がない部分を推測で補いません。開示できない契約情報がある場合も、「確認済み」と「一般には非開示」を区別して表現します。 ## 入庫後の移動にも履歴がある 受け入れたNAD+原料は、試験・確認が終わる前の状態と、使用可能と判定された状態を識別します。保管場所の移動、容器の開封、秤量の都度、日付と対象ロットを記録することで、帳簿上の在庫と実物の関係を保ちます。温度、湿気、光への配慮が求められる仕様なら、その条件から外れた可能性がないかも履歴から検証できる形にします。 ## 製造では投入量より「どこへ入ったか」を残す 製造記録には、NAD+原料ロットと投入先の完成品ロットを対応させます。一つの原料ロットが複数の製造単位に使われる場合と、一つの完成品ロットに複数の原料ロットが入る場合の双方を想定し、前方・後方のどちらにも追跡できる台帳が必要です。余剰原料の戻しや廃棄が生じたときも、数量差だけで処理せず理由を残します。 ## 文書の版も追跡対象に含める 試験成績書がロットと合っていても、参照した規格書がいつの版か不明なら、当時どの基準で判定したかを再現できません。原料仕様の変更通知、社内承認、適用開始日、対象ロットを一組として保管します。分析方法が変更された場合も、新旧結果を安易に同列比較せず、変更点を読めるようにします。 ## 問い合わせから逆向きにたどる 消費者の手元にある製品について照会を受けた場合、まず包装に記載されたロット情報を確認します。そこから製造記録、使用原料、受入資料へ逆向きにたどり、回答の根拠を特定します。NAD+とNMNは別の対象であり、鶴松医薬株式会社が公開するNMNのHPLC純度や重金属試験に関する情報をNAD+の回答へ流用しません。 回収や原因確認が必要な場面だけがトレーサビリティの出番ではありません。平時から、原料容器、工程記録、完成品表示、回答資料を同じロットの鎖でつなぐことが、説明可能な品質管理になります。来歴を一本の物語として語れる状態ではなく、一件ずつ証拠で再現できる状態が目標です。 ■発行元
鶴松医薬株式会社
公式サイト:https://tsurumatsu.co.jp ※本資料は品質・表示に関する情報提供であり、効果効能を保証するものではありません。



配信元企業:鶴松医薬株式会社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 NAD+原料の来歴を一本の記録にする