~Samsungがトップ維持、Motorolaが主要ブランドで最大の成長率を記録~

【ソウル、北京、ベルリン、ブエノスアイレス、フォートコリンズ、香港、ロンドン、ニューデリー、台北、東京 - 2025年7月16日】

主なポイント

・2025年第2四半期の世界スマートフォン出荷台数は、北米、日本、欧州の成長に牽引され、前年同期比2%増となり、2四半期連続の成長を記録しました。

・Samsungはトップの座を維持し、上位5社のOEMの中で最も高い成長率(前年比8%増)を達成しました。地域的な回復とAシリーズ刷新による戦略的投入が要因です。

・Appleは北米、インド、日本の好調な業績に支えられ、前年同期比4%増となりました。

・Motorolaはインドと北米のプリペイド市場の成長により、前年同期比16%増と主要ブランドの中で最大の成長率を記録しました。

市場動向
カウンターポイントリサーチのMarket Monitorサービスによる予備的な推計では、2025年第2四半期の世界スマートフォン出荷台数は前年同期比2%増となり、緩やかな成長を示しました。この2四半期連続の成長は、北米、日本、欧州の市場が主に牽引しました。

リサーチディレクターのタルン・パタックは次のようにコメントしています。
「第1四半期に見られた関税に関する懸念は第2四半期には緩和し始めましたが、中国や北米市場では依然として一定の影響が残りました。北米では在庫積み増しの動きも見られました。一方、新興市場ではエントリーレベルと低価格帯の5Gデバイスの人気が高まり、成熟市場ではプレミアムクラスの需要が堅調に推移しました。」

Global Smartphone Sell-in Shipments Share for Top 5 Brands (Preliminary)

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OEM別の動向
シニアアナリストのシルピ・ジェインは次のように述べています。
「Samsungは2025年第2四半期も世界スマートフォン市場で首位を維持し、出荷台数は前年比8%増となりました。Galaxy S25シリーズが好調だった第1四半期に続き、主要市場でのミドルレンジスマートフォン、特にAシリーズの刷新が成長のけん引役となりました。また、折りたたみ式スマートフォンとAI搭載機能もブランドの定着に貢献しました。」

Appleは前年同期比4%増を記録し、第2位を維持しました。北米での関税を見越した早期の需要増加、インドと日本での好調な業績が寄与しました。iPhone 16シリーズとiPhone 15シリーズが引き続き堅調な需要を維持し、Appleの競争力を後押ししています。第3四半期以降もiPhone 17シリーズの発売やエコシステム製品とのバンドル施策が継続され、同社の勢いは今後も続くと予想されます。

Xiaomiは前年同期比横ばいながら第3位を維持しました。中央ヨーロッパやラテンアメリカでの堅調な需要と、中国市場での安定した勢いが下支えとなりました。Xiaomiは一貫した製品ポートフォリオの刷新と競争力のある価格戦略、AI搭載プレミアムデバイスの拡大、HyperOSの普及が業績に貢献しました。

vivoとOPPOはそれぞれ4位と5位となりました。両社はミッドレンジセグメントで安定した成長を見せ、ラテンアメリカや中東・アフリカ(MEA)市場でも回復傾向が見られました。OPPOはA5 Proの好調によりエントリーセグメントでのシェアを強化し、vivoは中国の618フェスティバルやインド市場のYシリーズ・Tシリーズの好調が業績を支えました。

Motorolaはインドでの旺盛な需要、北米のプリペイド市場での持続的な成長、ミッドレンジ5Gデバイスの強化が奏功し、前年同期比16%増の成長を達成しました。これにより、主要ブランドの中で最も急速に成長する存在となりました。

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情報提供元: Dream News
記事名:「 【カウンターポイントリサーチ】2025年第2四半期の世界スマートフォン出荷台数は2%増、先進国市場の成長が牽引