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中国関連法人である三方良企業管理咨詢(大連)有限公司(本社:遼寧省大連保税区、董事長:林峰、以下:三方良)を本件の窓口として、中国の企業である沈陽禾豊農牧科技有限公司(本社:遼寧省沈陽市遼中区、法定代表人:姜維勝)が運営する3,000頭以上の規模の繁殖・肥育一貫牧場を調整。300頭以上の遼育白牛を対象に、U-motionのパイロットテスト(以下:本テスト)を実施できるよう働きかけました。
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◆背景
世界のスマート農業市場は2023-2028年に109億8,230万米ドルへ成長すると予測されており※1、効率化や省力化の観点から世界的にも導入が進んでいます。畜産分野においてもその流れは顕著であり、世界の家畜監視および識別市場規模は2027年までに36億 9,040万米ドルに達するとする予測※2もあります。
中国の畜産業は伝統的農業からAI時代への移行過程にあり、畜産向けの様々なIoTサービスが存在します。牛の数も多く、日本の15倍にも上るおよそ6,000万頭※3が飼養されているため、その分多くのIoTサービスの需要があると推測しています。このような中で、国内畜産現場で多くの実績を基に進化したU-motionは、中国の生産現場における飼養管理に対しても効果的にご利用いただけるのではないかと考え、提供開始に向けたテストを行う運びとなりました。
※ 1:TechNavio「スマート農業の世界市場 2024-2028」より引用
(https://www.gii.co.jp/report/infi1524899-global-smart-agriculture-market.html)
※ 2:FORTUNE BUSINESS INSIGHTS「家畜監視および識別市場規模、シェアおよび新型コロナウイルス感染症の影響分析、コンポーネント別 (ハードウェア、ソフトウェア、およびサービス)、最終用途別 (酪農場、養牛場、羊場、鹿場、ヤギおよび養豚場)、および地域予測、2020 ~ 2027 年」より引用(
https://www.fortunebusinessinsights.com/jp/%E5%AE%B6%E7%95%9C%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E5%B8%82%E5%A0%B4-104624)
※ 3:GLOBAL NOTE「世界の牛飼育数 国別ランキング・推移」より引用(https://www.globalnote.jp/post-15229.html)
◆本テストの目的
本テストでは、子牛・繁殖牛・肥育牛を対象に、発情や疾病の発見率など、複数のKPIを設定して導入効果や課題を検証し 、スマート農業が進む中国におけるU-motionの最適な機能や活用法を模索します。現状では発情や疾病の発見は従業員が日々牛を観察して行っていますが、U-motionの活用によって従業員の観察負担を減少させ、さらには発情発見率の向上や 、疾病の早期発見の促進に繋げたいと考えております。これらによって、空胎日数短縮および疾病の早期発見によるDG(一日平均増体量)の増加等が期待されます。
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【デザミス株式会社】(本件の事業主体)
2016年創業。東京都江東区にあり、牛の行動モニタリングシステム「U-motion(R)」や、畜産関係者向け業務サポートツールのプラットフォーム「U-motion Platform」など、畜産業界向けのITツールを開発・提供しています。
【三方良企業管理咨詢(大連)有限公司】 (アルファポイント関連中国法人)
2017年に設立された、多くの事業を手掛ける企業です。食に関連する事業が多く、日本における食のイベントでの支援実績も豊富です。本テストにおいては、中国でのテスト実施に向けて施工時に必要となる資材の調達や、現地での施工に関わる業務、牧場関係者とのコミュニケーションを担当しています。
【沈陽禾豊農牧科技有限公司】
2021年に設立された、禾豊グループの子会社です。主な事業は肉牛の繁殖および肥育であり、遼育白牛の普及に力を入れています。220,000平方メートルの農業施設を所有しています。本テストを行う瀋陽禾豊農牧科技肉牛養殖基地は、2022年7月に遼育白牛種牛を導入し、規模を拡大し続けています。
◆今後の展望
テストでの結果をもとに、中国での販売実現に向けて、U-motionのローカライズや、機能調整、現地での販売体制の構築を実施してまいります。
配信元企業:株式会社アルファポイント
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