1. 宵待草ファンタジー 安田芙充央作曲 Fantasia on an Evening Primrose 2. 早春賦によるポエム 安田芙充央作曲 Poem on Soushunfu 3. 竹田の子守歌 日本民謡 安田芙充央編曲 Lullaby of Takeda 4. ランドスケープ・オブ・ラヴ 安田芙充央作曲 Landscape of Love 5. ストーリー・オブ・ラヴ 安田芙充央作曲 The Story of Love 6. 水の翼 ~映画「霧幻鉄道」より 秦野萌作曲 安田芙充央編曲 (フルートソロ) Wings of Water ~ from the film “Foggy Illusion Railway” (Fl.Solo) 7. さくらフルート幻想曲 安田芙充央作曲 Sakura Flute Fantasy 8. 夏は来ぬによるポエム 安田芙充央作曲 Poem on Natsu-wa-Kinu 9. 赤とんぼによるポエム 安田芙充央作曲 Poem on Akatombo 10. 雪の降る街を 中田喜直作曲 安田芙充央編曲 Town in the Snow
「特典ハイレゾ WAV 音源」 ・ランドスケープ・オブ・ラヴ ・さくらフルート幻想曲
日本フルート界を代表する山形由美の最新作「Japonisme ジャポニスム ~宵待草ファンタジー~」が、ティートックレコーズよりリリース。 2 年ぶりの CD となる。 前作「愛のディアローグ ~エディット・ピアフを讃えて~」は、ヴォーカリスト米金孝雄をゲストに迎え、シャンソンをテーマにした、それまでとは装いの異なる内容だったが、 今回も装いという意味ではこれまでになかった山形由美をいたるところに見つけることのできる、味わい深い一枚が完成した。 ここに取り上げられているのは、タイトルにも用いられた「宵待草」をはじめ、日本で古くから歌い継がれ、聴く者の DNA に染み込んでいるような旋律の数々。 セルフプロデュースを行うようになってから、山形はそれぞれの CD に、いかにヴィヴィッドに自身の持つ世界観を吹き込めるかに専心してきた。 膨大なレパートリーの中か ら注意深く選ばれた、それぞれの作品のトラックリストを見てもそのことは明らかだろう。 そこで、今回のピアニストを務めた安田芙充央の登場となる。コンポーザーピアニストとして長年第一線で活躍してきた安田の筆によって、本作に収録された曲の多くに新た な装いが与えられている。山形というアーティスト像に当て書きされたかのような曲調と安田のピアニズムに、山形が多彩な音色、繊細な表現力で呼応。 山形が音楽で参加し たドキュメンタリー映画「霧幻鉄道」のオープニング曲「水の翼」のソロ演奏も、このアルバムの持つ色彩感に深みを与えている。 日本の名曲集に留まらずに、ジャンルの垣根を超えた幻想曲(ファンタジー)集として発表されるこの CD は、今後の山形由美を代表する一枚になるであろう。