各カテゴリ別に市場をみると、プロダクションプリンタ・LFP(インクジェット方式)はともに2023年度の市場は拡大が落ち着いた形となったものの、成長基調にある。 プロダクションプリンタは、上位モデルと下位モデルの成長が著しい。安価なことからお試し感覚で導入出来る下位モデルは裾野の拡大が見込まれる。一方、上位モデルは、中間モデルを使用するユーザ企業が生産性向上のため上位モデルにシフトするケースが増加しており、市場を牽引している。 LFP(インクジェット方式)では、環境負荷の少ない水性系やラテックスプリンタ、またDTF(Direct to Film)プリンタの伸長が著しい。LFPは業務・産業向け用途の幅が広く、様々な使途・環境で使用されており、潜在的な需要も大きい市場であると考える。