- 週間ランキング
作業量は以前と比べ約3割削減されており、帳票などの紙の使用量は年間約8割の削減を見込んでいます。
※BPMツール:ビジネスプロセスを可視化し効率化するソフトウェア。Business Process Managementの略。
背景
国内最大級のクレジットカード会社である三菱UFJニコスは、コスト競争力を高め顧客向けサービスへ注力するとともに、増加傾向にある業務への対応を図るため、社内の業務効率化に取り組んできました。
新たな仕組みづくりを目指す三菱UFJニコスは、サーバ型RPAとBPMツールを組み合わせる方法を検討し、複数製品のPoCを経て、RPAは「UiPath」、BPMツールは「intra-mart」を選定しました。intra-martで構築したワークフローの中で、作業段階に応じたRPAロボットを自動で実行させる仕組みを目指し、ロボットの自動作業と人の判断を要する作業のシームレスな連携を目標にしました。
*UiPath:https://www.tis.jp/service_solution/rpa_uipath/?_ga=2.208182738.1939061486.1719974033-1983667361.1681978056
TIS選定理由
三菱UFJニコスでは、初のサーバ型RPAの開発となるため、ツールの知見を持つパートナーの支援を仰ぐこととし、パートナー選定の条件として以下の点を重視しました。
・RPA開発の技術力があること
・クレジットカード会社の業務システムや仕様を理解していること
検討の結果、TISは三菱UFJニコスの基幹システムへの理解もあり、またこれまでRPAロボットの開発を複数経験し、ノウハウも豊富だったことから、安定動作や業務システムへの影響を回避するための重要な役割を担うことを期待し、選定されました。
導入効果
2023年10月、ショッピング利用枠の増枠申請に対する審査業務のハイパーオートメーション化が実現しました。社内システムからの申請データ受領審査、会員ごとの審査結果の回答方法(SMS・書面・電話)をデータ化する“始点から終点まで”の流れの中で、人とRPAロボットのシームレスな連携ができるようになりました。
作業量は導入前と比べて約3割削減され、さらにペーパーレス化により増枠審査業務での紙の使用量は年間約8割削減できる見込みで、大幅な「業務効率化とコスト削減」が期待されています。
三菱UFJニコス株式会社 デジタル企画部 次長 宮崎 友和氏コメント
円滑な開発のためには、事前の徹底したBPRが重要だと改めて理解しました。現場主導のBPRで業務をフロー図にする手法を体系化できたことは大きな収穫です。これを当社の文化として、職場にしっかり根付かせたいと考えています。TISさまの技術力は期待どおりで、弊社メンバーはサーバ型RPAロボット設計手法の工夫等で多くの学びが得られました。また、課題発生時は組織力で対応いただき、プロジェクトマネジメントのスキルも非常に高いと感じました。
現在、今回の業務に続く第2号案件のオートメーション化の構想に着手しています。既にBPRに取り組んでおり、開発フェーズでは引き続きTISさまにご協力いただきたいと思っています。
今後、TISさまをはじめパートナー企業に当社の業務理解をより深めてもらい、上流のBPRから参画いただく進め方も、選択肢として検討しています。 近い将来、AGI(汎用人工知能)がお客さまのご利用状況から、各種申請に対する可否を自動判定するような時代も来ると思います。こうしたR&Dに近い領域においても、TISさまからのご支援に期待しています。
本件の詳細は以下URLもご参照ください。
https://www.tis.jp/casestudy/casestudy_159.html
RPA業務自動化ソリューション:UiPath について
TISでは、「UiPath」を活用した様々なメニューをご用意しています。ハイパーオートメーション実現に向けては、TISの独自テンプレートと、テンプレートを有効活用するための導入支援をセットで提供し、これまでのRPAでは実現が難しかった「人とRPAのシームレスな連携」と「業務プロセス全体の可視化」を可能にします。
複数人、複数部署を横断するようなバックオフィス業務のデジタル化の加速を実現します。
サービス詳細はhttps://www.tis.jp/service_solution/rpa_uipath/をご参照ください。
三菱UFJニコス株式会社について
三菱UFJニコスは、三菱UFJフィナンシャル・グループの中核子会社として、キャッシュレス決済のサービス提供や基盤整備を担っています。
具体的には、個人・法人向けのクレジットカードの発行や加盟店さまへの決済システム導入、金融機関さまなどからのカード発行受託事業などを展開。
広範なパートナーシップと永年培った事業ノウハウで、快適・安全・安心なキャッシュレス社会の実現に向け、多様な決済サービスを提供しています。
詳細はURL:https://www.cr.mufg.jp/をご参照ください。
TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/)
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。
TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。
本サービスに関するお問い合わせ先
TIS株式会社 デジタルイノベーション事業本部 デジタルイノベーション営業統括部
デジタルイノベーションマーケティング部 マーケティング担当
E-mail:marke_mb@pj.tis.co.jp
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
配信元企業:TIS株式会社
プレスリリース詳細へ
ドリームニューストップへ