これまで、大手ハウスメーカーを中心に、住宅の断熱等性能等級4の標準仕様化やZEH(Net Zero Energy House:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)化などが進んできた。2025年度から全ての新築住宅に省エネルギー基準の適合が義務付けられることや、長期優良住宅や低炭素建築物の認定基準が引き上げられたことなどから、住宅の高断熱化への取組はハウスビルダーや地域の工務店など住宅供給事業者全体にまで広がっている。今後もその動向が続くとみられ、高性能断熱材の需要が高まることで、住宅用断熱材市場は拡大する見通しである。