PET(ポリエチレンテレフタレート)では、PETボトルを原料に、ボトル to ボトル(B to B)の水平リサイクルをはじめ、卵パックや青果物トレー、衣類、自動車、建築資材など幅広い分野で再生PETが使用されている。使用済PETボトルは粉砕されフレークとなり、洗浄された後に樹脂へとリサイクルされるが、再生されたフレークの約55%はB to Bの水平リサイクルではなく、シートや繊維、成形品等にカスケードリサイクルされている。また、PETボトルでは水平リサイクルは進んでいるものの、フィルム、シート、繊維などではPETボトルのようなリサイクラーと成形メーカー・ブランドオーナーとの連携や回収スキーム構築などの動きは少ない。