株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越 孝)は、手術室を所有している小中大規模病院を対象としてアンケート調査を実施し、手術室の院内設置状況や手術件数、手術室の主な医療機器の導入状況、機器別のメーカー評価を明らかにした。ここでは、手術室の設置状況、年間総手術件数および診療科別件数について公表する。

1. 調査結果概要

本調査では、全国の手術室を所有している小中大規模病院のME機器中央管理室を対象として、2023年5月~6月にアンケート調査を実施し、361施設から回答を得た。

回答のあった361施設の内、手術室を10室以上持つ施設が37施設(10.2%)、6~9室が57施設(15.8%)、5室以下が267施設(74.0%)という結果となった。
また、専用の内視鏡手術室を持つ施設は16施設(4.4%)、手術室と心・脳血管X線撮影装置を組み合わせたハイブリッド手術室を持つ施設は48施設(13.3%)、手術支援ロボットを設置しているロボット手術室を持つ施設は31施設(8.6%)となった。

2.注目トピック~診療科別年間手術件数の平均について

本調査で、施設の2022年度年間総手術件数(内視鏡下外科手術、ロボット支援手術等含む)を尋ねたところ、年間手術件数が7,000件を越える施設が9施設(2.5%)、5,001件~7,000件の施設が19施設(5.3%)、3,001件~5,000件の施設が33施設(9.1%)、3,000件以下の施設は300施設(83.1%)であった。
さらに総手術件数に対する診療科別の割合を尋ね、診療科別年間手術件数の平均を算出した。診療科別の年間手術件数をみると、最も高いのは「整形外科」の468.2件、続いて「消化器外科」348.7件、「婦人科」316.7件、「泌尿器科」310.4件の順になっている。一方、最も低いのは「胸部外科」の158.0件、続いて「脳神経外科」の166.3件、「心臓血管外科」の217.8件という結果になった。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000287745&id=bodyimage1

※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3347

調査要綱
1.調査期間:2023年5月~6月
2.調査対象:小中大病院の中央ME機器管理室
3.調査方法:郵送によるアンケート調査
4.発刊日: 2023年8月30日

お問い合わせ
⇒プレスリリースの内容や引用についてのお問い合わせは下記までお願いいたします。
株式会社矢野経済研究所 マーケティング本部 広報チーム
https://www.yano.co.jp/contact/contact.php/press

株式会社矢野経済研究所
https://www.yano.co.jp/



配信元企業:株式会社矢野経済研究所
プレスリリース詳細へ

ドリームニューストップへ
情報提供元: Dream News
記事名:「 【矢野経済研究所プレスリリース】手術室関連機器に関する病院アンケート調査を実施(2023年)~診療科別年間手術件数が最も高いのは「整形外科」の468.2件、続いて「消化器外科」348.7件に~