- 週間ランキング
この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。
集計の結果、2022年に最も引用された企業は、1位 MERCK(独メルク)、2位 NOVARTIS、3位 F. HOFFMANN LA ROCHE(以下表記ROCHE)となりました。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000282488&id=bodyimage1】
1位 MERCKの最も引用された特許は「特定の位置の官能基を有する重合性自己配向添加剤」に関する技術で、DICなどの計6件の審査過程で引用されています。このほかには「腫瘍免疫や癌の治療のための、抗PD-L1抗体又はその抗原結合フラグメント」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、BIOCADなどの計5件の拒絶理由として引用されています。
2022年に、MERCKの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はDIC(23件)、住友化学(17件)などとなっています。
2位 NOVARTISの最も引用された特許は「癌性または感染性状態および障害の処置、予防および/または診断に使用できる抗PD-1抗体分子」に関する技術で、XENCORやCRAGE MEDICALなどの計9件の審査過程で引用されています。このほか「ヒト化抗BCMAキメラ抗原受容体を使用した癌の処置」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、FRED HUTCHINSON CANCER CENTERなどの計9件の拒絶理由として引用されています。
2022年に、NOVARTISの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はBRISTOL-MYERS SQUIBB(13件)、次いでAMGEN(8件)です。
3位 ROCHEの最も引用された特許は「免疫療法剤として改善された特性を呈するミュータントIL-2ポリペプチド」に関する技術で、NOVARTISなど計5件の審査過程において拒絶理由として引用されています。
2022年に、ROCHEの特許により影響を受けた件数が最も多い企業は日立ハイテク(10件)、次いで島津製作所(8件)となっています。
4位 BAYERは「ランタン化合物を含む医薬組成物」、5位 PFIZERは「pH依存性の抗原結合を有する抗体」が、最も引用された特許として挙げられます。
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■ランキングの集計対象
日本特許庁に特許出願され、2022年12月までに公開されたすべての特許のうち、2022年1月から12月末までの期間に拒絶理由(拒絶理由通知または拒絶査定)として引用された特許を抽出。
本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2023年5月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる可能性があります。
業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
■医薬品業界 他社牽制力ランキング2022 データ販売
納品物:以下のデータを収録したエクセルファイル
1)ランキングトップ50社
医薬品業界の被引用件数上位50社のランキング
2)被引用件数上位100件のリスト
医薬品業界の被引用件数上位100件及び引用先の特許との対応を掲載
価格:50,000円(税抜)
お申し込みは下記URLをご参照ください。
https://www.patentresult.co.jp/news/2023/06/fcitmed.html
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社パテント・リザルト 事業本部 営業グループ
ホームページURL:https://www.patentresult.co.jp/
メールアドレス:info@patentresult.co.jp
■会社概要
社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒113-0033 東京都文京区本郷2-15-13 お茶の水ウイングビル5階
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